朝。
さわやかな朝。
線路沿いにある僕の家は、静かにガタゴトという電車の音で目が覚める。
烏がないている。
静かで、冷めた空気が心地良い朝だ。
「きょうはなにをしようかな」
僕は窓から見える街の景色を眺めながら、ふと考えた。
コーヒーでもいれようか、洗濯でもしようかな?
部屋の掃除は?
こんなにもさわやかな朝だ。
何もかもがうまく行く気がする。
ふと
時計に目をやる。

05:00

僕は静かに布団に戻った。

ちきしょう、早起きしすぎだろ。