戦争についてというよりか国際関係の授業を受けたことがある。
「戦争をなくすにはどうするか?」
という質問である。
明確な答えはないであろうが、そのときの教授の案というか、教授はこの論を強く提唱していた。
戦争をなくすためには、すべての人々から一度記憶を消す必要がある。
というものであった。
確かに、宗教などが発端の戦争がほとんどであろう。しかし、宗教の裏に暗い影がたくさんうごめいている気がするのは私だけであろうか?
たくさん、いろいろな関係者から黒い噂を聞くこともあるが、巻き込まれている人間は宗教などの理由が多いような気がする。
まずここで一つ
記憶を消す と 戦争がない社会
もし実現できた場合どっちがいいでしょうか?
確かに戦争の真っ最中で生まれた子供。
この子たちに良い記憶はあるのでしょうか?戦闘の英才教育をするために最初にすることは洗脳することでしょう。
恨みをもたせる。
このように生きる子供たちの記憶を消し、もう一度新たな世界が開ければ世の中は素晴らしいのかもしれない。
しかし、自分について考えると、
記憶といえば、私を形成してきたものである。
すべての個人において、すべての記憶を消すならば、それはアイデンティティがなくなるということであろう。
いままで、楽しいことや辛いことはたくさんあったが、それがあっての私である。
過去から
たくさんのことを勉強させていただいている。
今これまでの記憶がなくなるのは、すごく悲しい。
悲しい記憶しかもっていない人は世の中にはたくさんいるだろう。
そんな世の中が悲しい。
しかし、記憶がなくなることはない。
英語でこんな慣用句がある。
You are like an elephant.
これはすごく記憶力がいい人のことを言う。
記憶を消すことができない像になぞらえた慣用句である。
サーカスなどで大暴れする像を映像で見た方は多いであろう。
これはなぜであろうか?
大暴れする像にはこういった記憶が十中八九ある。
親を目の前で殺された。子供を目の前で殺された。
大切な親、子供を目の前で殺された像は、その記憶を忘れることはできない。
像の記憶のメカニズム的にそうなってしまう。人間は忘れることはなくても、感情や激情は防衛反応的に
忘れ去られていく場合がある。
悲しみを忘れられない像はあのような行動にいたる。
悲しみの記憶というものは、憎悪になりやすい。
それが戦争でもたくさんあるだろう。
この記憶をとりはらえば、本当に戦争はなくなるのであろうか?
現実的には実現することはできないが、考えさせられるテーマである。
教授はそこまで考えていなかった気がするのが残念であるが。(考えているかもしれない)
戦争の原因とは根本的になんであろう?
原因を考えるということは非常に大切だと思う。
個人個人がそれを考え行動に移せば、世界は少しずつでもかわるのかもしれない。
私はそう思う。