今回は再び漫画です。取り上げるのは『てるてる天神通り』という児玉樹さんの作品です。
あらすじは割愛します。理由は二つあります。一つは、単行本の後ろ(裏表紙)に簡単なあらすじがつづられている点が挙げられます。それを読んだ方が手っ取り早いと思います。それに、改めてあらすじを記そうとしても、本の裏表紙のあらすじと似たような文になる、あるいはそれよりも分かりづらいものになってしまうと思います。それなら、最初から記さない方がいいのではないかと思い、あらすじは記しません。もう一つの理由は、単純に面倒くさいからです。ましてや、一つ目の理由に挙げたように、本にあらすじが記されているのに、わざわざここで改めてあらすじを記すというのは、そうでない本の場合以上に面倒という意識が強いものです。そんな理由で、あらすじは記しません。
さて、そんな『…天神通り』ですが、読んでいるうちに思ったことは、『日本神話』の「天岩戸」のエピソードを根本に据えているのではないかということです。
このエピソード、『古事記』と『日本書紀』とで微妙に違いがあるようですが、大雑把に記すと、スサノオの問題行為がいろいろあって、世界を照らす太陽神であるアマテラスが怒って天岩戸にこもってしまったという話です。その後、八百万の神々がいろいろと相談し、いろいろと対応し、アメノウズメが踊った時に神々が大爆笑し、それが気になったアマテラスがチラッと外の様子をうかがうと…という感じに話が進みます。まあ、うろ覚えなので正確さに自信はありませんが、大まかなところそんな感じです。
その『日本神話』のエピソードと似ているのです。いや、内容自体は全く似ていないのですが、その根元には『日本神話』のエピソードがあるのではないかと思うのです。
まず、アマテラスが天岩戸に引きこもる前のエピソードは、『…天神通り』の主人公である天志(たかし)の過去に照らすことができます。幼馴染の姉貴分である頼子による天志への人体実験ではありません。進学校での出来事などのことです。天志の思いとは裏腹に人を蹴落とすことばかりの同級生たちや教師の言動、それは天志から笑顔を奪うものでした。そう、笑顔を見せなくなった天志はまさに、天岩戸に引きこもったアマテラスに置き換えることができるのです。
そんな天岩戸に引きこもったアマテラス、もとい、笑顔を見せなくなった天志の前で繰り広げられるのは、商店街の人たちによる愉快な騒動です。その様子は、天岩戸からアマテラスを引き出すために繰り広げられているアメノウズメの踊りのようです。そんな身の回りで起こるお祭り騒ぎ(?)に、天志は次第に…?
とまあ、こんな感じの感想を、『…天神通り』を読まれた方の多くが抱かれたのではないかと思います。そのため、この作品の感想をつづった他のブログなどでも同様の内容となっているのではないかと思います。もちろん、すべてではありませんが…。
ただ、それ以外にも、この作品は多くの神が出てくるからか、人情話も結構あります。そういった話で少し心が温まるのを感じるのも、いいのかもしれません。
というわけで、今回は『てるてる天神通り』を取り上げました。ドタバタと人情話がうまい具合にミックスされたこの作品、興味をもたれた方は是非一読を。
あらすじは割愛します。理由は二つあります。一つは、単行本の後ろ(裏表紙)に簡単なあらすじがつづられている点が挙げられます。それを読んだ方が手っ取り早いと思います。それに、改めてあらすじを記そうとしても、本の裏表紙のあらすじと似たような文になる、あるいはそれよりも分かりづらいものになってしまうと思います。それなら、最初から記さない方がいいのではないかと思い、あらすじは記しません。もう一つの理由は、単純に面倒くさいからです。ましてや、一つ目の理由に挙げたように、本にあらすじが記されているのに、わざわざここで改めてあらすじを記すというのは、そうでない本の場合以上に面倒という意識が強いものです。そんな理由で、あらすじは記しません。
さて、そんな『…天神通り』ですが、読んでいるうちに思ったことは、『日本神話』の「天岩戸」のエピソードを根本に据えているのではないかということです。
このエピソード、『古事記』と『日本書紀』とで微妙に違いがあるようですが、大雑把に記すと、スサノオの問題行為がいろいろあって、世界を照らす太陽神であるアマテラスが怒って天岩戸にこもってしまったという話です。その後、八百万の神々がいろいろと相談し、いろいろと対応し、アメノウズメが踊った時に神々が大爆笑し、それが気になったアマテラスがチラッと外の様子をうかがうと…という感じに話が進みます。まあ、うろ覚えなので正確さに自信はありませんが、大まかなところそんな感じです。
その『日本神話』のエピソードと似ているのです。いや、内容自体は全く似ていないのですが、その根元には『日本神話』のエピソードがあるのではないかと思うのです。
まず、アマテラスが天岩戸に引きこもる前のエピソードは、『…天神通り』の主人公である天志(たかし)の過去に照らすことができます。幼馴染の姉貴分である頼子による天志への人体実験ではありません。進学校での出来事などのことです。天志の思いとは裏腹に人を蹴落とすことばかりの同級生たちや教師の言動、それは天志から笑顔を奪うものでした。そう、笑顔を見せなくなった天志はまさに、天岩戸に引きこもったアマテラスに置き換えることができるのです。
そんな天岩戸に引きこもったアマテラス、もとい、笑顔を見せなくなった天志の前で繰り広げられるのは、商店街の人たちによる愉快な騒動です。その様子は、天岩戸からアマテラスを引き出すために繰り広げられているアメノウズメの踊りのようです。そんな身の回りで起こるお祭り騒ぎ(?)に、天志は次第に…?
とまあ、こんな感じの感想を、『…天神通り』を読まれた方の多くが抱かれたのではないかと思います。そのため、この作品の感想をつづった他のブログなどでも同様の内容となっているのではないかと思います。もちろん、すべてではありませんが…。
ただ、それ以外にも、この作品は多くの神が出てくるからか、人情話も結構あります。そういった話で少し心が温まるのを感じるのも、いいのかもしれません。
というわけで、今回は『てるてる天神通り』を取り上げました。ドタバタと人情話がうまい具合にミックスされたこの作品、興味をもたれた方は是非一読を。