ついさっき、「教科書に載せてほしい云々」の番組を見たのですが、その時「是非載せてほしい」ということで「母性愛」というのがありました。
 なんでも、日本全国に生息するとあるクモは、それはそれは母性愛に満ちているということで、自らが産んだ卵を、それらが孵るまでしっかりと面倒を見て、そして最後は生まれてきた子グモたちに自らの身をささげるのだそうです。つまり、母グモは子グモに食べられてしまうのです。
 この生態をもって、「究極の愛」と、「母性愛」を載せてほしいという人は言っていましたが、一方で、「究極の愛=身をささげること」というのを誤解して、好意を寄せる相手を殺して食べてしまうという行為に及んでしまう人が、出てくるあるいは増えるのではないかと思います。何かで聞いたのですが、そんな愛情表現(?)に及ぶ理由として、自分の体の一部に云々とか言ったことが挙げられていたように思いますが、それはつまり、普段口にする野菜や肉、魚などと同等に扱っているということになるのではないかと思います。
 ・・・とまあ、本欄こんなことまで記すつもりはなかったのですが、先のクモの生態を「究極の愛」の一つとするのはどうかと思うというのが、正直なところです。

 さて、本題に入ります。今回はなるべく短めにまとめます。というのも、長い文章を書く気力がないからです。もっとも、読む人にとっては短くまとまっていた方がうれしいというのが多数派だと思いますが。

 相撲。問題が絶えません。私が知る限りでは、八百長疑惑から始まり(この「疑惑」というのがみそです。実際にあったかどうかはわかりませんし、疑惑を報じた講談社は控訴を棄却されたそうですし・・・)、薬物汚染、そして野球賭博ときました。・・・何だか、人気低迷をこういった不祥事で関心を集めることで注目を集めようとしているような気さえします。
 というのも、野球賭博も昔から行われていたのではないかと思うからです。相撲の世界は上下関係がすごく厳しいと聞いたことがあります。つまり、親方は当然のこと、先輩の言うことは絶対という風習が強いということになるわけです。
 そして、今の賭博に関与したという人たちがだいぶ出ているようですが、相撲部屋に入門した当初はそういったかけごとに関する知識などはなかったはずです。それが野球賭博をするようになるということは、親方あるいは先輩からそそのかされて、それを拒否しようとすると「俺の言うことが聞けないのか?」という言葉が出てくるわけです。それが川の流れのごとく・・・。源流をたどると・・・。
 とまあ、そんなことを想像してしまうのです。
 しかし、注目を集めるためかどうかは別として、これだけ不祥事が続くと、たとえ相撲ファンだったとしても、楽しんで見ることはできません。
 やはり、好きなスポーツを見るというのは、そこで活躍する選手たちのヒーロー性に惹かれているということに起因していると思うのです。好きな選手のカッコイイ姿を見たいという欲求があると思うのです。
 でも、その選手がもしかすると、賭博に関与しているかもしれないと思うと、やはり今までのように楽しむことはできないはずです。疑心暗鬼になったり、挙句相撲への興味や関心が褪せてしまったり・・・。
 そして、相次ぐ不祥事に、相撲協会はその対策にあまり積極ではないように感じられてしまうのは、メディアの伝え方が悪いからでしょうか?表向きのアピールだけで、実が伴っているかというと、どうも報道をみるとそれに疑問を抱いてしまいます。
 やはり一度、総スカンを食らうくらいの厳しい処遇を、周りですべきなのだと思います。中継しないとか、懸賞金を出すのをやめるとか、すでに行いつつありますが、さらに進んだ処遇を・・・と言っても、素人の私には思いつきませんが。

 このように、野球賭博といったモラルの感じられないことが横行している相撲界ですが、それは何も相撲界に限ったことではないようです。
 首都大学東京の学生が「ドブス写真集」なるものを作るだとか何とか言って勝手に女性を撮影し、動画サイトに公開したという問題です。
 愚の骨頂です。人の特徴をさげすみ笑うものにろくなものは存在しません。そういったものは、ほんの一瞬笑いがあったとしても、その笑った人には何も残らないし、笑われた人は心に深い傷を残します。
 そして、その風潮は最近のバラエティ番組に多いような気がします。どの番組とは記しませんが、芸人のプライベートを暴露したり、その身体的特徴をあざけたり罵ったりと・・・。事前に打ち合わせがあったとしても、それを見る人にはその打ち合わせの有無など知ったことではありません。
 そのため、そういった他者を(ある意味で)貶める行為に何の罪悪感も持たぬまま、一時の快楽を得るのです。許されるものだと勘違いをして。
 ましてや、その手の番組にはいちいち「人の嫌がることをしてはいけません」と注意書きが出ているわけではありませんし、何しろそんなことをするとそれすらも笑いの種になりかねません。
 加えて、やっていいことと悪いことの判断ができない人が多いように思います。今回の件も、何やら言い訳をしているようですが(その言い分も、とらえようによっては女性をさげすんでいたり、自虐であったり・・・、ばかばかしい)、結局、善悪の判断ができていないことが発端なのだと思います。そういう人、周りに多くないですか?

 相撲の問題も首都大学東京の学生の行為も、モラル崩壊が根底にあるような気がします。賭博云々は禁じられているとはいえ、その理由まで完璧に説明できるかというと私には自信はありませんが、やっていいことと悪いことの区別ができていないという点については、教育のやり方を見直すべきなのかもしれません。


参考
・講談社側の控訴棄却=大相撲八百長報道
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000147-jij-spo
・琴光喜関恐喝 元力士を逮捕
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000643-san-spo
・「ドブス守る会」動画問題で首都大生2人退学処分に
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000636-san-soci