何だか、「消費増税やむなし」という風潮になってきていて、それに対する疑問が日に日に強まっている今日この頃です。
 なんでも、菅首相は「早くても2~3年先」と言っているようですが、2~3年なんてあっという間ですし、足並みがそろえばもっと早く・・・なんてこともあり得ます。
 もちろん、すべての政党が消費増税について「賛成」しているわけではないようですが、議席数で多数を占める政党は足並みがそろっているようで、少数意見に耳を傾けず、さっさと決めてしまいそうな気がします。

 よく、消費税が平等であるという話を聞きます。物を買う時、必ず支払わなければならない税ということで、すべてのものに課されているため、物を買うすべての人が同じ比率の負担をするというのがその根拠なのでしょう(おそらくそうだと思います。断言はしませんが・・・)。
 しかし、私は必ずしも平等であるとは思いません。確かに、数字的には平等です。しかし、感情論ではありますが、その負担感は必ずしも平等ではありません。
 たとえば、ここに198円のマグロのぶつ切り1パックがあるとします。これに消費税5%がかかると、207円になります。たった9円ですが、ちりも積もれば何とやら、買うものは一つだけではなく、一度の買い物での税負担は大きくなります。合計金額が3000円だとしたら150円の消費税がかかります。
 この150円を大きいとみるか小さいとみるか。それによって、負担感は変わります。150円の税負担がなければ、もうひとつ豚の細切れが買えたのに・・・と思うのか、150円くらい大したことないと思うのか。私は断然前者です。
 そして、その150円の負担を重いと感じる人も、現代では大勢いるのではないかと思います。表面上は景気回復しつつあるようです。しかし、生活面などの裏においては、必ずしも潤っているとは言えないと思います。雇用状況の悪化(正社員の減少に対して非正規雇用の拡大、なおも続く就職難など)、収入の減少(先述の原因から想像できると思いますが、非正規雇用の人は基本的に正社員よりも収入が少ないです。正社員もリストラの一環で・・・という具合に?)、その一方で、各種負担は重くなり(年金とかいろいろ・・・。ここで記すまでもないでしょう)、生活費はどんどん少なくなります。そこに消費増税とくれば、その負担感はいきなり今までの倍になる(可能性がある)わけですから、極めて重いものとなるでしょう。
 3000円の買い物で300円の税負担を重く感じないという人がいる一方で、その負担感があまりにも重く、消費抑制に走る人も多いと思います。そうなると、デフレスパイラルの加速の可能性も出てきます。

 結論が先走りましたが、つまり何が言いたいのかというと、消費税の増税には反対だということです。300円の負担を重いと感じる人(3000円の買い物をした時の消費税10%分の額)にとっては、もはや涙が出ないくらいの辛さです(あまりにもつらいと涙って出ないもの・・・みたいな表現をどこかで聞いた気がするのですが、気のせいでしょうか?)。
 その負担のせいで、普段よりも買うものを1品減らしたり、2品減らしたり・・・。そして、店の売り上げも減少し、その影響は店で働く人の給料に波及し、その人たちの消費にも波及し・・・。加えて、給料を減らすだけでは追い付かずに、社員などを減らすということにもつながるかもしれません。「口減らし」と言ったところでしょうか(余談ですが、『必要とされなかった話』と通ずるところがあるような気がします。まだ冒頭しか読んでいないので断言はしませんが・・・)。
 何にせよ、デフレの加速の可能性があるわけです。換言すると、景気だけでなく、雇用情勢の悪化なども招きかねないということです。まあ、素人の考えなので、突っ込みどころも多々あるかと思いますが・・・。
 そんな素人ではありますが、私はまず、消費税を引き上げるという、弱者にさらに重い荷物を背負わせることをするよりも、強い人やまだ余裕のある人が率先して重いものを背負うべきだと思います。つまり、所得の多い人への負担を増やすべきだと思うのです。
 何かの話で聞いたのですが、ある富豪が自分の金を貧しい人たちのために使ったというのを聞いた覚えがあります(記憶があやふやなので、だいぶ話を粗くしていますが、そんな感じのイメージです)。その富豪がどうしてそういう金の使い方をするのかという問いかけに、
「弱い人を助けるのが強い人の役目」
と答えたのか、あるいは、
「金持ちは、貧しい人たちのためにその金を使うべきだ」
と直接的な答えを返したのか、今となっては記憶が定かではありませんが、そんな感じのことを言ったのです。
 こういった考え方をする金持ちの人、どれくらいいるでしょうか?もしも多いのなら、率先して・・・というわけにはいかないのでしょうか?でも、(自分のために使ってなおも)余った金を、貧しい人たちのために使う、そういった制度ができたら、どれくらいの人たちが救われるでしょうか?・・・何だか、とある宗教みたいなことを記しましたが・・・。

 今の世の中、弱肉強食の様相が濃い気がします。確かに、弱者になるべくしてなったという人も多いでしょう(怠慢とかそういったことを理由に)。しかし、必死に頑張っても弱者に転じてしまったという人も多いはずです。そんな人たちにとって、税負担の増大というのは、「泣きっ面に蜂」以外の何物でもありません。
 自分本位なら、弱肉強食の世の中でも構わないでしょう。しかし、自分本位を貫きとおせるほど、世の中甘いものではありません。時には隣にいる人の手を借りたり、時には別の人に迷惑をかけてしまったり、それが世の中であり、人生です。共産主義とか宗教的なことを謳うつもりはありませんが、困っている人がいたら助けてあげるべきだと思います。・・・そして、そんな世の中だったら、裕福な人たちに負担を・・・というのが簡単にできたかもしれません。
 嘆くべきは、消費増税よりも、他人に関心を持たない風潮なのでしょうか?


 そして、嘆くことはもう一つ。実は今までの話、前置きのつもりでしたが、本題に入る前に力尽きてしまったので、前置きを本題にするという前代未聞(?)の力技をしでかす羽目になってしまったのです。戒めのために、本来の本題(に対するタイトル)を前に、そのあと今回急きょ本題に変更した内容(のタイトル)を後ろにタイトルを付けました。
 学校(小~高校くらい)での携帯電話の是非について意見を聞いてやろうとこの記事をご覧になられた方、大変申し訳ございませんでした。考えだけ最後に記しておきます。「授業中だけアンテナが立たないように(携帯の)電波を(外部と)遮断すればいいんじゃない?」


参考
・消費増税「早くて2、3年後」=菅首相
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000147-jij-pol