今回の出来事は、まさにタイトルの通りだと思います。何の話かというと、昨日の鳩山首相(「元」を付け加えるべきでしょうか?)の辞任劇です。
 今朝、あるラジオ番組で鳩山さんの辞任会見の一部が流れました。その発言は次のようなものです。

 これから、もっともっと、人の命を大切にする政治、進めていかなければなりません。ただ残念なことに、このような私たち、政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民の皆さんの心に、うつっていません。国民の皆さんが、徐々に徐々に聞く耳を持たなくなっていってしまった、そのことは残念でなりませんし、まさにそれは、私の不徳のいたすところ、そのように思っています。(毎日jp 『鳩山首相辞任表明:両院議員総会詳細2 「人の命を大切にする政治、進めていかなければ」』http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100602mog00m010006000c.htmlより一部抜粋)

 ラジオの内容などいちいち覚えていないので、毎日jpのニュース記事から該当部分を抜き出しました。番組では特に「国民の皆さんが・・・聞く耳を持たなくなっていってしまった」という部分を強調し、「聞く耳」の意味も明かして、番組の司会者は「国民に責任転嫁している」と言ったかどうかは実のところわかりませんが、少なくともそんなニュアンスで批判しているように感じられました。
 もっとも、番組の司会者がそれを指摘する前に、その部分を耳にすればそういう考えが出てきます。その点に限って言えば、まるで番組が指摘したような考えを持つように誘導しているようにも見えますが、それはさておき。
 ただ、番組の誘導に乗るわけではありませんが、確かに、そのあとの話を無視すれば、国民に責任転嫁をしているようにも見えます。・・・とりあえず、会見の内容を一通り眺めてみたところ、責任転嫁というよりは、国民の行動に対する原因を探っていて、責任転嫁をしているようには少なくとも感じられませんでした。
 しかし、先の発言の後の内容が、その言葉に対する言い訳であるとしたら、やはり責任転嫁となるでしょう。あいにく、私は会見の模様をテレビなどで見たのではなく、先に抜粋したニュース記事の文面を見たため、どんな話し方で話されたのかがわかりません。そのため、あらかじめ用意された文を読んでいるのか、それとも会見の場で即興で話を組み立てていたのか、その辺の違いはわかりませんし、結果、責任転嫁になるのかどうかを判断することはできません。
 それでもあえて、責任転嫁していると仮定すると、それはつまり、代表としての体裁をつくろえる余裕がなかったのだと思います。どういうことかというと、結果的に辞任に追い込まれて、あまりの悔しさに本音を隠す余裕がなかったのではないかと思うのです。いつもみたいにのらりくらりと・・・していたかどうかはともかく、国民に知られるといろいろと不都合な本音をぼかすことができなかったのではないでしょうか。

 さて、そんな民主党ですが、早くも(?)次の代表選びを進めているようです。候補者が出ているようですが、どうも菅さんが有力視されているようです。実態はともかく、私の周辺ではそんな意見が出ています。
 もっとも、知名度も高く、経験も豊富(?)なところをみると、その考えはおそらく必然なのだと思います。ただ、鳩山さんの時もそうでしたが、その知名度や経験の度合いなどが、首相として手腕を発揮できることにつながるのかというと、必ずしもそうではありません。
 ともあれ、迷走を極め、先行きも不安定な情勢に変わりありません。次の首相、あるいは次の与党が未来に光を照らす存在であってほしいものです。


参考
・毎日jp 『鳩山首相辞任表明:両院議員総会詳細2 「人の命を大切にする政治、進めていかなければ」』
   http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100602mog00m010006000c.html
・鳩山首相辞任 世論そっぽ共倒れ 民主一部に歓迎空気
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100602-00000008-maip-soci
・菅、樽床氏が出馬へ=4日に民主代表選
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100603-00000128-jij-pol