連休ということで、あまりこれといった話題が見当たらないため、今回は「原付二種推進企画」を掲出します。まあ、「見当たらない」というよりは、ここで取り上げたいと思うような話題がなかっただけです。(以下、2週間ほど前に作った記事のコピペです) 
 
 
 久しぶりのこの企画、今回は原付二種の経済性について触れていきます。
 
 いわゆる原付二種(小型二輪とも。当ブログでは混乱を防ぐため、基本的に「原付二種」と呼んでいます)と呼ばれるバイクは燃費などの経済性に注目が集まっていますが、ではどれくらい経済的に優れているのか、ある条件のもと比較してみようと思います。
 
(条件)
距離:約34キロメートル
 
 上記の条件は、関東において電車特定区間に含まれないJR東日本の大宮・熊谷間を参考に設定しました。通勤距離を片道30キロメートル前後としたので、上記の条件を設定しました。ちなみに、これくらいの距離は、原付二種のバイクにおいて、1リットル当たりの走行距離にほぼ該当します。…私の乗るバイクはもうちょっと短いですが、おそらく他の車両や交通事情、運転の仕方によっては、それくらいの燃費になるかと思い、バイクにおいては上記の距離で1リットルのガソリンの消費とします。なお、ルート上の交通事情は考慮していません(さまざまな状況や条件があるため、そこまで余裕がないからです。まあ、燃費においては若干考慮していますが…)。加えて、年間通勤日数を230日とします。そして、ガソリン代ですが、現在の相場(20104月中旬現在)を考慮して、130円(若干安いですが、わかりやすくするためです)と仮定します。
 では、以上のことを考慮しての年間の費用を比較します。
 
・鉄道
通勤定期(6か月):81650
年間:163300
 
・バイク(原付二種)
往復でのガソリン消費量:2リットル=260
年間(230日):59800
 
 なお、バイクの場合は燃料費のほかに、軽自動車税が毎年掛かります。5190cc1200円、91125cc1600円です。今回は125ccのバイクと仮定して、1600円が徴収されるとします。
 さらに、自賠責保険や任意保険、場合によっては盗難保険などといった各種保険に加入するとどうなるかという話ですが、まず自賠責保険は125cc以下の原付の場合、1年で6960円掛かります。ただ、契約期間が長いほど、保険料が安くなり、2年契約だと8790円、3年だと10580円、4年で12340円、そして最長となる5年では14070円となります。これらの契約期間における年間の保険料を以下にまとめました。
 
・自賠責保険の原付の保険料
1年契約)6960
2年契約)4395
3年契約)約3527
4年契約)3085
5年契約)2814
 
 自賠責においては、最長の5年で契約を結んだとします。なお、任意保険と盗難保険は、会社によってまちまちなので、計算に含めるのを見送ります。そうなると、原付二種のバイクにかかる年間の費用は以下の通りになります。
 
・バイク(原付二種、保険等も含めた総額)
(ガソリン)59800円、
(税金+自賠責)4414
(総額)64214円(これに任意保険料、盗難保険料などが加算)
 
 この先は仮の話になるため、計算などは大雑把なものにしますが、任意保険や盗難保険などは、初年の場合は通常よりも余計にお金がかかります。また、自賠責も毎年払うのではなく、契約期間に応じての支払いとなるため、毎年2814円ずつ負担しているわけではなく、初年および次の契約を結ぶ時点での負担となります。したがって、毎年同じ額だけお金がかかるというわけではありません。それに、任意保険も等級などが変わると保険料も変わります。
 以上のことを踏まえたうえで、原付二種での通勤を始めたとして、年間にかかる費用は、およそ10万円かそれ以上といったところでしょうか。
 それでも、通勤定期(6か月を2回)に比べると、大体6万円くらい節約できます。そうなると、あとはバイクそのものにかかる費用(購入費用など)になるわけですが、高いもので30万円ちょっと、安いものだと20万円台で買うことができます。私の場合は中古のエリミネーターを26万円で買ったのですが、保険関連の手続きなどをした結果、プラス10万円くらいかかりました(これには自賠責、任意、盗難保険などの費用が含まれます)。そうなると、初年で大体35万円くらいかかったことになります(エリミネーターの新車とほぼ同額…)。
 つまり、上記の参考価格は2年目以降のものだということになります。それでも、通勤定期と比較すると、6年か7年で元が取れる計算になります(通勤定期の費用とバイクの年間にかかる費用と単純に比較した上での話です)。
 
 しかし、これはあくまで、「他に何も問題が起こらなければ」の話です。バイクだって動いているわけですから、部分的には消耗したり、寿命が来たりします。場合によっては転倒や事故などで車体を破損してしまうこともあり得ます。それを考えると、それらの部品の交換やその際にかかる手間賃などが加わるため、おそらく7年で元は取れないでしょう。10年は乗り続けないと…。
 ですが、今は何かと環境負荷に神経質になりがちです。当時では最先端技術を盛り込んだ車両でも、時が流れるにつれて、その性能は(環境関連の性能も含めて)確実に劣ります。まあ、環境性能云々は、あくまでメーカーに義務付けられている話なので、そのバイクに乗る人はあまり神経質になる必要なないのですが…。というのも、あまり神経質になりすぎると、バイクになんて乗れなくなりますから。
 
 とまあ、これらのことを考えると、電車とバイク(原付二種)、どちらが経済性に優れているかというと、単純に「原付二種!」と言い切ることができません。とはいえ、おそらく自動車と比較すると、バイクの方が圧倒的に経済性に優れているに決まっています。税金も安いし燃費もいいし…。何より、一人で乗る分には自動車だとかなりガソリンなどの点において無駄だらけです。もっとも、悪天候時のことを考えると、あまり文句を言うことはできませんが…。
 したがって、原付二種を推進する記事でありながらこんなことを記すのもどうかとは思いますが、通勤ルート上にそのルートに並行する鉄道があるのなら、そちらを使う方が家計にやさしいといえます。ただし、無理に鉄道を使うとかえって時間とお金がかかってしまうという場合(たとえば、自宅と勤務先との間に鉄道が直線上に走っておらず、乗り換えを伴いつつ迂回する形になっている場合)は、なるべくバイク(原付二種、まあ、一種でもいいのですが…)を使うようにして、自動車の利用は雨が降っていたり風が強かったりというような悪天候のときに限るべきだと、私は思います。
 
 まあ、あとは「それでもバイクに乗りたい!」とか、人それぞれの価値観というか、そういうもの次第といったところでしょうか。
 
 
参考
JR東日本ホームページ「えきねっと」
・バイク自賠責保険オンライン加入サービス「バイク自賠責保険料」