世の中には、いろいろなアナウンスがあります。テレビに目を移すと、ニュース番組ではアナウンサーがニュースを読み、数あるバラエティー番組では司会を担当しています。中には「この人、本当にアナウンサー?」と、疑問を持つような人も、某局にはいますが・・・。
 アナウンスの中でも、最近よく耳にするようになったのは、「自動放送」です。最初はトラックの「右へ曲がります」と、右折時に女性の声が流れるものや、駐車場の「いらっしゃいませ。駐車券をお取りください」といった、一言のものが多かったです。
 それが今では、いくつものバリエーションがあるものが登場しました。電車をかなり使う生活なので、どうしても駅などに話が偏りがちになってしまうのですが、駅や電車の中では自動放送が増えました。

「いらっしゃいませ」(券売機に近づくと流れます)
「この改札口は、JR線と小田急線の連絡口です」(新宿駅にて)
「今度の列車は、8時0分発、特急あずさ2号、松本行きです」(ホームでのアナウンス。今はもう無いと聞いたことがあります)

 3つ、自動放送の例を挙げましたが、これらは本当にごく最近、聞くようになったものです。とはいっても、私自身、電車に頻繁に、しかも長距離乗るようになったのもごく最近なのですが。ですが、かつてに比べると、この自動放送も種類が増えたと思います。いや、進歩したといったほうが正しいでしょう。例えば、
「まもなく1番線に、列車がまいります」
だけだった放送が、今では、
「まもなく1番線に、湘南新宿ライン、東海道線直通、快速熱海行きです(少し希望を入れてみました。熱海旅行にあこがれているもので・・・)」
といった具合に、次に来る電車がどういうものかまで知らせるのです。

 しかも、これらの自動放送、なかなかどうして、声が聞き取りやすいのです。多くの場合は女性の声によるものです。男性の声は、使われているのですが、相対的に見るとやはり少ないです。一般的に女性の声のほうが聞き取りやすいからなのか、はたまた女性の声だとなぜか落ち着くからなのか、理由はわかりません。もちろん、自動放送の男性の声も、聞き取りやすいことは言うまでもありませんが、念のため・・・。

 私たちの身の回りで、自動放送がない場所は、もはや無いのではないでしょうか。都市と地方で差別するつもりはありませんが、地方でも自動放送を聞く機会はあります。路線バスのアナウンス、正午や夕方を知らせる防災無線。一概には言えないのかもしれませんが、どこかには必ず自動放送はあります。


 ここまで自動放送について触れてきましたが、私は「自動放送論」を展開するつもりはありません。本題はこの後で、自動放送についてはその導入のつもりでした。しかし、思ったより長くなったので、本題は明日記すことにします。今日はこのまま、自動放送について記すことにします。


 自動放送といえば、私にとって印象深いものがあります。電車移動が多い私ですが、今のように往復4時間半電車に乗る生活になる前も、都心への買い物(専ら当時は神保町や秋葉原での中古品物色で、まれに浅草や新宿、池袋)に行くことはありました。その頃も自動放送(電車の中がメインです)に感心があり、よく聞いていました。
 そんなあるとき、受験のときに乗った東京メトロ南北線でのことです。私は電車の自動アナウンスを耳にして、違和感を感じました。自動放送の女性の声は1通りで、彼女が日本語と英語でアナウンスをするのですが、まあ、再現したほうが早いので、内容を記します。
「次は、溜池山王です。The next stop is ためいけさんのう.」
 おかしな文章は承知しています。ですが、私が感じた違和感(こちらもおかしい気がしますが・・・)を表現するとこんな具合です。
 つまり、英語独特の日本語読みではなく、駅名の部分だけちゃんとした日本語の発音をしていたのです。もちろん、英語部分は英語の発音をしています。
 たいていの場合、英語部分は英語を母国語としている人がアナウンスをし、駅名も英語圏の人が聞き取りやすいようにアクセントなどを英語風にするのですが、南北線は違いました。それが違和感の原因、そして、なぜかその違和感が面白く感じられたのです。変わり者ですから・・・。

 とりあえず、本題は明日記します。内容は車内アナウンスです。