転職して半年。

 

何と!もう異動が発令されました。

大手スーパーから中小のスーパーに転職し、これから店舗数を伸ばしてく会社。

 

今年は新店ラッシュ!ドンドン出店するみたい。

 

で、オープンして2カ月の新店があります。

 

そこが予想に反して売れて売れてしょうがない!

 

全店3位の売上を叩き出し、それをずっと継続している。

 

自前のスタッフではまかないきれないので、本部の人も総出で手伝いに来て回していた。

 

ところが、次の新店のオープンに当たり本部スタッフはそっちに応援に行かなければならない。

 

そうなると、全店3位の売上の店は回らなくなる→で、僕が異動とあいなりました!

 

でも。

 

百戦錬磨の人が行く。か、若手のイケイケの人が行く。なら分かります。

 

こんな老兵で入社半年で何もできない人間なんて呼ぶ意味ある?

 

まだ2日しか行ってませんが、何の役にも立ってません。

 

てかアウェー感ハンパじゃない!

感覚的には日本人が一人、アメリカ人学校に編入して浮いた存在・・・そんな感じです。

 

そんな中、昨日おもしろい事がありました。

 

これから出店する新店はスタッフは決まっているけど、まだ店がない。

 

だから直近の新店の応援に入り「新店慣れ」する。という事で向こう3店舗ぐらいの新店社員が日替わりで入ります。

 

で、昨日来た人と新しく知り合ったんですが、何ともたどたどしいのです。

 

見た目40代半ばといった感じ。

 

新店スタッフは地元採用のパートさんの教育係りも兼ねてるので経験豊富な人が抜擢されてるはず。

 

で、聞いてみました。

 

「ひょっとして僕と同じ転職組みですか?」

 

「はい。まだ入って1年2か月です。」

 

「それで新店スタッフでナンバー2のポジションなんてスゴいですね?」

 

「いやぁ、勝手に抜擢されたけど実は人に教えられるほど何もできないんです・・・」

 

「ですよねぇ。僕は今入って半年ですが、もう半年後に教える立場をやれって言われても無理ですもん。前は何やられてたんですか?」

 

「警察です。」

警察!!!

 

「何で警官からこんな仕事に!?」

 

「だいたい警官は転職すると警備会社に行きます。でも僕は思い出しちゃうので全くの異業種に行く事にしたんです。」

 

警察の人と話せる機会なんて絶対ない!

これはもう質問攻めにするしかない!

 

「教場で描かれてる警察学校ってリアルですか?」

 

「はい。今は生徒とフレンドリーな教官もいるみたいだけど、僕の時代は風間教官みたいな人いっぱいいました。」

 

「本当にあんなに厳しいんですか?」

 

「はい。警察学校ってとこは理不尽な事で怒られるとこなんです。それに耐え抜いたらいっぱしの警官みたいな感じです。」

 

「あー、あの軍隊みたいな歩き方が揃ってないとか、全員の返事が揃ってない!とかですか?」

 

「はい。それだけでグランド何周とか、腕立て何回とかです。」

 

「交番にいたんですか?」

 

「いえ。自分は刑事でした。」

 

「え!?捜査一課の刑事さん?」

 

「いえ、捜査2課で特殊詐欺グループを追ってました。」

 

「スゲー!実際の捜査で拳銃撃った事ありますか?」

 

「ないです。警察学校と署内の射撃訓練だけです。」

 

「署内で拳銃撃ちたいなぁと思ったら気軽に練習させてくれるんですか?」

 

「いや銃弾の管理基準は厳しいので、気軽には撃てません。」

 

「犯人と格闘した事はありますか?」

 

「ナイフを持った犯人と格闘した事あります!」

 

「踊る大捜査線では室井管理官がスゴい偉い人で警察官僚みたいに描かれてましたけど、本当にそうなんですか?」

「いえ、ドラマでは署長が管理官に接待したりペコペコしてましたが、実際は警察署の課長ぐらいなんで、対して偉くないんですよ。実際は。」

 

「刑事ドラマみたいに銃撃戦がやりたくて入って来る人もいるんですか?」

 

「いや、今は銃撃戦のありドラマ自体がないんで最近はないですが、僕がなった頃の先輩や上司は西部警察を見て警官になったって人はいっぱい見ました。」

 

「えー!やっぱそうなんですか!僕も世代なんで刑事になってバンバンやりたいと思ってました!本当に石原プロの刑事ドラマのようなボスや団長っているんですか?」

 

「僕が入った頃にはああいう上司、実際いました!」

 

「うわぁワクワクしますね!でも実際犯人に撃たれて殉職とかあるんですか?」

 

「いえ、実際は犯人を追跡中に事故って殉職した人はいましたが、犯人に殺されて殉職は聞いた事ないですね。実際1年間の発砲件数なんて警察全体で5発未満。なんならゼロですからね。」

 

「ドラマで見る拳銃をしまうホルスターってこのタイプが多いですよね?」

「実際はこっちなんですか?」

「どっちもあります。でも前者のほうは捜査一課の刑事とか瞬間の勝負が必要な人で、腰のほうは予備的に持つ人って感じですかね?」

 

「警察って残業付くんですか?」

 

「前に殺人事件の捜査で月の残業が100時間超えた事がありました。でも申請したら給料明細には30時間に修正されてました。」

 

「え!?70時間分って結構じゃないですか!それどこ行っちゃうんですか?」

 

「さぁ・・・理由なんて説明されません。聞いたところで相手にされません。」

 

「ひょっとしてそういうブラックなとこがダメで辞めたんですか?」

 

「まぁ、それもありますけど、直接に原因は他にあります。」

 

「病んじゃったとか?」

 

「いえ、特殊詐欺グループにリーダーを逮捕した時、お前だけは絶対殺す!俺が殺すか、仲間に殺させるか!絶対殺す!絶対にだ!と言われ怖くなったんです。」

 

「それも取り調べ中、犯人と向き合う人はコワモテ役、補助で付く人がなだめ役で、そのなだめ役だったのにそう言われたんですよ・・・」

「あいつらのネットワークすごそうですもんね・・・」

 

なんか警察って退官しても裏情報とか言っちゃいけないはずなのに、本当にNGなしで教えてくれるんで、際限なく聞いちゃいました(笑)

 

皆さんも質問あればコメ欄に!

 

僕が代わりに質問します!

 

その人とはあと3週間一緒に仕事するので楽しみです!

 

なじめない店の唯一の楽しみができて良かった。