Ender-3での32ビットメインボードのBIGTREETECH SKR Mini E3 V1.2 コントローラーボードへの変更してBL-TOUCH(3D-TOUCH)を取り付けBIGTREETECH SKR Mini E3 V1.2のGitHubのコンパイル済みファームウェアを、使用した場合のConfiguration → Probe Z Offsetの値の求め方です。
なお、この方法はあくまでコンパイル済みのファームウェアで、Ender-3Proの操作のみで行う方法です。
理屈だけで考えて設定しているかなり強引な設定方法ですので、詳しい方はYouTube等で紹介されてますパソコンに繋いでG-Codeで設定する方法で行って下さい。
[ 2020/5/5 追記 ]
操作パネルを使って行っているだけで、やっている事は、正規設定手順のPrintrun等にてG-Codeで行ってる事とほぼ同じです。
設定方法は次の通りです。
1. Ender-3 Pro電源投入
2. Motion→Auto Home(zが0になっているはず)
3. Motion→Bed Leveling→Level Corners で、コピー用紙を使って手動のレベリングを行う。
4. Motion→Auto Home(zが0になっているはず)
[2020/5/13 追記]
ここで Configuration →Probe Z Offset の値を0に設定しておくと 手順7 で、表示されたZ値を計算せずに直接Probe Z Offsetの値にする事ができます。
5. Motion→Bed Leveling→Level Bed
6. Motion→Auto Home
7. Zの値を見て、その位置の値が実際のノズル先端がZ=0の状態となります。
例では、画面表示のZ値が0.9となっていますので、BL-TOUCHとノズル先端の位置を入力している Configuration →Probe Z Offset の値が0.9ズレている事になります。
その値を加えて新しいProbe Z Offsetの値としてセットして下さい。
例では初回はProbe Z Offsetの初期値の-1.85ですの0.9を加えて -1.85+0.9=-0.95ですので、新しいProbe Z Offsetは-0.95となります。
8. 確認の為、再度5から行って下さい。
今度はZ値は0になっています。
9. Configuration → Store Settings で保存
Probe Z Offsetの値は、BL-TOUCHの取り付けた位置を変えない限り変わりませんので、求めたProbe Z Offsetの値は控えておいて下さい。
なお、手順9で保存した値は、何故かよく初期値に戻るので、Ender-3 Proの電源投入時には、その値を必ず確認し、初期値に戻っているようなら入力し直して下さい。
この電源投入時の入力が面倒でしたら、Merlinのソースファイル内のProbe Z Offsetの初期値の-1.85を求めた値に書き換えてコンパイルし、出来たファームをSDカード経由で入れ直す必要があります。
注意ですが、BL-TOUCHの取り付けたネジを緩めたりしたら、必ず再度1〜9を行って下さい。
また、印刷前に毎回自動でオートキャリブレーションを実施する為には、Curaの「G-Codeの開始」に追加する必要があります。
※以下は、Curaの「Preference → Language 」を日本語に設定しています
「G-Codeの開始」は「設定→プリンター→プリンターを管理する」でlocal printerでEnder-3もしくはCreality Ender-3 Proを選択
「プリンターの設定」ボタンを押下すれば表示されます。
M280 P0 S160 ; BLTouch アラーム解除
G4 P100 ; delay for BLTouch
G28 ; home
G29 ; auto bed leveling
の追加が必要ですので、私は以下の★を追加しています。注)★は入力しません。
; Ender 3 Custom Start G-code
★G92 E0 ; Reset Extruder
★M280 P0 S160 ; BLTouch アラーム解除
G4 P100 ; delay for BLTouch
G28 ; home
★G29 ; auto bed leveling
G1 Z2.0 F3000 ; Move Z Axis up little to prevent scratching of Heat Bed
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