ザ・コンタクト
2002年制作
あらすじ
ロズウェル エリア51に並ぶUFO目撃地域 ダルームレイク
その謎に 近づく若き男女(女性は余命僅か) そこでとある計画を実行に移そうとする軍人その群像劇
ついに明かされるその謎とは。
ウィリアム・シャトナー 原案 主演 監督作品と書いていますが正式には出演です。
多分 原案 監督は本当です。そう信じれるくらいに内容が・・・
一部の方に分かりやすく言いますと『宇宙人ポール』から面白い要素を全部 外して
代わりに お涙頂戴的 ラブストーリーとかをねじ込んだような作品です。
たった92分のはずが恐ろしく長い時間に感じます
まず 脚本が酷い。物語というのが中々分からない。
着地点が何処にあるのか。何故にこんな行動をするのか。
それがどう絡むのか というか絡まないのか分かりません。
しかも それぞれの行動と言動が滅茶苦茶です。
分かりやすい例
女性『私の余命はどれくらい。一週間 一ヶ月??』
医師『あなたの余命はもって 7ヶ月です』
余命 長く言ってどうする。絶望感が薄くなるでしょ!!
ただ 一つ面白いのがウィリアム・シャトナー監督作品ということです。
『スタートレックV 新たなる未知へ』で監督をしたウィリアム・シャトナー監督の作品です。
同じ監督の作品を2作品見るとその監督の癖や演出がわかります。
まずはダイナミックな演出が好きな方です。
予算があるとは思えないのに空撮で広大な道を車がとか撮影します。
スタートレックV のオープニングの三人のキャンプのように。
次に人物への興味の希薄さ。特に行動原理とか言動など。
スタートレックV のチャーリー(スコッティ)が頭をぶつけて気絶とか行動が物語を紡ぐためにあったりします。
この映画では今までに構築されたキャラクターがいない分 それが酷いです。
そして 最も重要な所 実はテーマが深い・・・のに語り口が浅い
『スタートレックV』でも神とはと最後は語ります。
こちらも生命とはと語ります。しかも 話はとても深いです。
何故にどちらもラストギリギリでと思います。
シャトナーという監督を人を知るには面白い作品です。
後 最近 時間が経つのが早いという方もお勧めです。
良くない意味で!!