こんにちは
この数日でグッと気温が下がり
急に秋らしくなってきました。
先日 農家の知り合いの方から
かぼちゃをたくさん頂いて
かぼちゃ煮やコロッケなど
美味しく食べていたのですが
久しぶりに
かぼちゃスープを作りました。
今回は自分達が食べる分でなく
病院に持っていく為のスープを。
私の母と同じ世代で
私がこちらに嫁いできた頃から
お世話になっているKさんが
緩和ケア病棟に入院されていて
先週 お見舞いに行った時
病院の食事がなかなか進まないと
話されていて ご自身でも
何が食べられるのか
分からないとのこと。
帰り際 何とは無しに
「かぼちゃのスープとかどうですか」と
尋ねたら
「それなら 食べられるかも」
と仰ったのがきっかけで。
そんな話をして 家に帰ると
タイミングよく 農家の知り合いが
また かぼちゃを持ってきて下さり
早速 調理開始。
かぼちゃが硬いので
雪化粧という品種
主人に切るのを手伝ってもらい
助かりました。
バターを使わずに
少しだけ甘みを足してシンプルに。
素材の味を活かした
ペーストに近いスープに
出来上がりました。
夕方 病室に持っていくと
Kさんが思いのほか喜んで下さって
「早速 作ってくれたのかい。嬉しいよ。
今すぐ 食べたい」
少しずつ
小さな器によそっていると
用事で外出していたKさんのご主人が
病室に戻ってこられ
スープの入った器の中を
覗き込みながら
「いやぁ 見ただけで美味しそうだわ」と
嬉しいお言葉。
先に ご主人に
味見をしてもらいました。
「これは美味しいわ。これなら
母さん 食べられるわ。 食べたいしょ」
「食べたいよ」
そして Kさんもスープをひと口。
「本当 美味しいわ。いくらでも
食べられる」と
どんどんスプーンが進んで
あっという間に完食
そして
「もう少しもらっていいかい?」と
おかわりも。
食べられないと
落ち込んでおられた数日前が
嘘のように
どんどんスープを口に運ぶ Kさんの姿に
「このひと匙が
Kさんの生きる力になりますように!」
と 心の中で強く願いました。
そして食べ終え
空になった器を私に見せて
「美味しかったよ〜
ホッペちゃん また作ってきてね!」と
何とも嬉しい言葉とKさんの表情に
心が弾みました。
そして
「日によって 体調が変わるけれど
皆 私の為によくしてくれるんだわ。
うちの父さんもね(笑)
こわくて(しんどくて)病む時もあるけど
でも こうやって過ごすことが
できて 有り難いんだわ。
色々思うけれど 私はもう
お任せをしているから。」
そう話されるKさんの強いお心に
学ぶ事がたくさん有ります。
サニーも
大好きなKさん。
今度はどんなスープが
いいのか考え中です。
最後までお読み頂き
有り難うございます



