〈続き〉
グレートデーンって?
とにかくデッカいです。そこは間違いないところでしょう。
実物を見たことがない人からは恐らく想像を超えていると思います。
大きさだけで圧倒的な存在感があり、威圧感さえ覚えてしまうかも知れません。
立つと優に人の背丈を超えます。体重も日本人の成人男性平均を上回ると思います。太りすぎですが体重100kgくらいの子も居ます。
そんな犬なので存在感が無いわけはありません。目立ちます!
その様な犬なのですが絶対に室内飼いをして頂きたいです。理由は以前のブログでも書きました。
屋外でしか飼う環境が無いのならお互いの幸せのためにデーンを飼えないと思って下さい。
それから…ストレスを貯めないように十分な散歩を毎日させてあげてください。
毎日構ってあげられない環境でしたらお願いですからデーンを飼わないで頂けますか?
そして…出来るなら基本的な躾とともに訓練もしてあげてください。服従訓練と制止の訓練です。
お話を戻します。
デーンは他の大多数の犬種と基本的には同じです。
違いはその大きさです。大きさ故に他の犬種と異なる扱いをしなければなりません。
①絶対に人に危害を及ぼさないように細心の注意を持って扱うこと。
何の変哲も無い仕草だけで思わぬ怪我を負わせてしまうこともあります。急に振り向いただけで小さな子供ならはじき飛ばされてしまいます。尻尾も凶器になり得ます。ブンブン振っただけでムチになります。
飛びつきなんてもっての外です。絶対にさせないように子犬のうちから徹底的に躾けて下さい。じゃれて飛びつかれたら大人でも怪我をします。
②自分の犬を過信しないこと。
これはどんな犬種にも言えることですが、超が付く大型犬であるデーンなら大きさだけで凶器になり得ますので普段から気を留めておく必要があると考えます。噛み癖なんてあってはならずどの様な場面であっても絶対に出ないように子犬の頃から徹底的に無くしてください。これらはマナーではありません。
③愛情をもって育てること。
悪さや粗相をしても怒るのではなく叱る様にしてください。怒るのは人間側の感情であって愛情ではありません。これも全ての犬に共通することですが、とりわけデーンは寂しがり屋です。
とりわけ大きな犬を飼うと言うことはそれなりの責任と覚悟が要ります。
可愛らしい小さなワンちゃんと同じ扱いで良い訳はありません。力は人間より強いです。口は強力です。
その為にデーンを飼いたいと思った時点で一生懸命デーンのことを勉強して下さい。そして愛情をたっぷり掛けてください。かけがえのない伴侶となります。
ちなみにデーンは番犬向けではありません。殆どの人は誤解をすると思います。
確かに見ただけで怖いと思われれば存在だけで番犬になりそうですが、吠えないし躾けられていれば攻撃的にもなりません。
デーンは多量のエサが必要です。子犬の時の方が成犬時より食べます。日に市販ドライフードなら1.5kgくらい食べてしまいます。缶詰も別に一缶付けて…(笑)
子犬の頃は一ヶ月に10kgづつ体重が増えます。成長スピードにビックリすると思います。
生後4ヶ月も過ぎればゴールデンレトリバーの大きさを超えてしまいます。
半年も過ぎればゴールデンレトリバーをまたいでしまいます。(笑)
居住区域は一部屋を与える感じで必要かな? なにしろ大の大人が一人居る感じなので。
ただ普段はソファーの上などで静かにしていますから平和です。(笑)
しかしこれはあくまでも成犬の時だけです。子犬の時は台風が家の中に居ついていると思って下さい。
ソファーなんて原型を留めないです。成犬になれば平和が訪れますのでそれまで辛抱しましょう。(^^;)
多量のエサを食べると言うことは…
かぐわしい多量の○○○も覚悟ください。(笑)
重いです。散歩の時は○○○袋を沢山忘れずに。(-_-;)
デーンはよく馬に例えられます。
歩き方や小走りしている姿がそっくりです。
立ち振る舞いも似ています。違いはタテガミがあるか無いか。
走ると音がします。ドドドっと。犬とは思えません。
〈その③に続く〉