この季節になると聴きたくなる曲がある
学生の頃ほんの数ヶ月だけ活動したバンドで演奏した曲だ
ボーカルのKakoちゃんはとても歌が上手くて、
彼女が歌うとレコードを聴いているみたいだった
メンバーは皆普段はロックを演奏している人達だったから、
私がギターを弾きたいと言うと、この中で弾くのか?と言われた
そう言われたら他には何も出来ない私、せめてコーラスだけは頑張った
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=nyGtFxVy1JM
キーボード担当の人の上手なピアノ演奏をバックに Kakoちゃんは歌った
卒業、就職を機にバンドは解散、いつしか皆とは逢わなくなった
今から7年前、Kakoちゃんは病気になった
脳腫瘍、その原発となる肺がん、
脊髄への転移・・・ 苦しむ親友に、何もしてあげられず辛かった
でも本当に辛いのは病気を抱える本人であり、私が辛いと言ってどうするんだ・・・
何度も彼女の家へ行き、話し相手になり、夕飯を作り、別れ際には二人で泣いた
彼女は懸命に病と闘っていたが、恐れもしていた
ある日、ふとしたきっかけでキーボードの人の消息を知った
すがりつく想いで逢いに行った・・・
20数年振りに逢うその人の優しい眼差しと大きな温かい手は変わっていなかった
Kakoちゃんの20年、彼の20年、私の20年・・・
20年以上も逢わなかったような気がしなかったが、確かに時は流れていた
何とか時間を作って、一緒に彼女に逢いに行ってくれた
バンド仲間で連絡が取れるのは3人だけになっちゃったね、
と想い出話に花を咲かせた
僕たちの復活祭だね
温かな想い出を語れるひとときは短かった
時を越えて逢えた仲間はもう 二人だけになってしまった
彼女の命も 復活出来たらいいのに・・・
弥生三月 Kakoちゃんとキーボードの彼の誕生月
悲しみを一緒に抱えてくれてありがとう
あなたがいなかったら私は・・・