バイオ燃料・食料 | ロビンのブログ

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日本政府は景気対策として定額給付金を出したり、雇用支援対策や少子化対策などで公的資金を直接的に投入することになったが、
これでは不況の脱出にはまだまだ全然足りない。

不景気だと、国民にお金をあげてもなかなか使わないのよ。
国が公共事業を作り、税金からお金をどんどん使う仕組みを作らないと根本的な解決にはならない。

なにやってんだアホウ総理!と怒る人もいるだろうけど、
これは日本のシステムが大統領制のようにスピーディに法律を作り実行することができないのが大きな要因ではある。

(麻生総理は実際に日本版グリーンニューディール政策を構想している)

ともかくも、公共事業、それも日本社会の本当のニーズに沿った公共事業が必要だろう。
先日触れた農業公社のように。
社会主義的に農業をやるアレ

今日はバイオ燃料・バイオ食料。
これも公共事業として国で取り組む価値はあるんじゃないかい?
コストパフォーマンスが問題かもしれないが、公共事業で大規模にやればいいんじゃない?
仮に利潤が出なくても、雇用問題を解決すればそれでいいんだから。そこで働く労働者がお金を使ってくれる。
下請け会社の仕事が出来る。
そして環境問題、エネルギー問題、食糧問題をある程度解決してくれるんだから、これこそ国策でやるべきでしょう?

日本は再分配を重視した社会主義よりの経済政策でいいと思う。
もちろん国が面倒を見すぎると労働意欲や企業努力が失われてよろしくないんだけど、
日本人は根が勤勉なことを考えると、ある程度のバランスのとれた社会主義ならばソ連のようにはならないだろう。(官僚の汚職は十分監視しなければならない問題はあるけれども。)

そして日本は技術水準の高さを生かし、環境も重視した公共事業にもっと取り組むべきだと思う。
雇用を確保すると同時にやりがいを感じる環境事業も促進すれば自殺者も減らすことができるんじゃないだろうか。

素人が偉そうに言うのもなんだけど、実際やれるのにできてないことは山ほどあるはず。
世界権力の奴らの言いなりになるんじゃない!


まず植物を発酵させて分解し燃料を作る「バイオエタノール」。
日本は海に囲まれているから、海藻から作れるといいよねー。
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080115/p1

 現在、バイオエタノール は主にトウモロコシ などの穀物から作られているが、穀物の価格が高騰する影響が出ている。そこで海で養殖 できる海藻を原料とすれば、食料と競合せずに温暖化 対策が進められるのではないかと期待されている。


 バイオエタノール は、植物に含まれる糖質でんぷん 質を発酵させて作る。水産庁 の研究では、海藻に含まれるアルギン酸という糖類を分解・発酵させてエタノール を作るため、これに適した酵素 を探す。海藻はワカメやコンブなどの食用ではなく、成長が早い種類の藻を使う方針だ。





日本海に海藻の巨大養殖場を作りガソリン年間消費量の約1/4のバイオエタノールを生産する計画。
環境にも良いですと。産業基盤が弱い日本海側にこういう大規模な事業をつくることにも意味がある。
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/03/post_
【Fuji Sankei Business i】 によると、海藻(かいそう)を大量に養殖してバイオエタノールの原料にしようという計画が明らかになった。【東京海洋大学】 【三菱総合研究所】 【三菱重工業(7011)】 な どが参画する研究グループがまとめたもので、「日本海に1万平方キロメートルの養殖場を作り、年間2000万キロリットルのバイオエタノールを海藻から生 産する」計画だという。これはガソリン1400万キロリットルに相当し、ガソリン間年間消費量の約1/4ほどにもなる。政府の計画では日本国産のバイオ燃 料(バイオ燃料)の目標生産量を600万キロリットルと定めており、完全に計画が実現すれば目標に倍する生産力を得ることになる。


海藻を特殊な酵素と装置で糖に分解した上で、バイオエタノールの生産を行うという。藻には繁殖力の強い「ホンダワラ」を用い、装置を搭載した船で分解しエ タノールを精製。できたエタノールをタンカーで運ぶという。この装置のメリットには、海藻の役割の一つである過剰な栄養塩を除去することもあるとのこと。 つまり「燃料精製」「日本海のクリーニング」という一石二鳥効果が狙える。





微生物から軽油が作れる。しかもCO2を吸収するので一石二鳥。CO2と温暖化の因果関係は怪しいけど、京都議定書のおかげでCO2削減はとりあえず金になるからね。
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080120/p1

 岩手県 釜石市 にある「海洋バイオテクノロジー研究所」は、海などにいるバクテリア 微生物 を研究する専門の研究所だ。ここで発見した「シュードコリシスティス」という微生物 は、光をあてると水と二酸化炭素 を合成して、軽油に似た成分の油を作ることがわかった。この微生物 は、温泉水から発見された。大きさは200分の1ミリで楕円形をしている。研究所では、どのような環境にすると増殖が進むのかなどを研究している。バクテリア などの微生物 は、医薬品 の原料などに役立てられているが、「シュードコリシスティス」は、地球温暖化 の原因とされる温室効果ガス の削減に役立てられないかと考えられている。それは、植物と同じように二酸化炭素 を吸収するからだ。それは、二酸化炭素 を吸収する能力が植物の50倍もあるからだ。大きな施設で、「シュードコリシスティス」を培養 すれば、二酸化炭素 を処理する設備として実用できるのではないかと期待されている。


重油を作る微生物もある。生産効率も良さそう。しかも排水を使って栄養にして、水を浄化してくれる。
http://blog.livedoor.jp/makihime1/archives/50478
 渡邉信(まこと)筑波大教授(生命環境科学)らは、自動車部品メー カー大手の「デンソー」などと協力して、淡水に生息する藻「ボトリオコッカス」を使った燃料生産プラントの実用化に向けた研究を今年4月から開始する。ボ トリオコッカスは太陽光が多い水面に浮くための浮力を得たり、敵から身を守ったりするために光合成から重油の一種を作り出すことが知られている。その量 は、多いものだと乾燥重量の7割以上とされ、増殖力も高い。研究では、人工プールで栽培したものを集めて油成分を抽出することにしている。
 渡邉教授の試算では、耕作放棄地でボトリオコッカスを栽培すると1年間に1ヘクタール当たり118トンのバイオディーゼル燃料が生産できるという。国内に約30万ヘクタールある耕作放棄地全体では3540万トンで、原価は1リットル150円程度になる。

 エネルギーの生産効率を示す指標EPT(エネルギー・ペイバック・タイム)は、石油代替燃料の生産などに必要な総エネルギーがどの程度の期間で回収でき るかを示すもので、低いほど効率がよい。この藻から作る燃料は0・19年で、住宅用太陽光発電(2・0年)、風車6基を設置したデンマークの風力発電 (0・27年)と比較しても効率が高い。

 「生産工程を改善したり、太陽光の強い地方で栽培したりすることで生産性を上げて価格を下げることは可能。原油高を考えると実用化も夢ではなくなった」 と渡邉教授は話す。藻の増殖には、家庭や工場の排水に含まれる窒素やリンが栄養となるため、その排水を引いて藻の増殖と水の浄化を兼ねた施設とすることを 考えている。




光合成率が半端なく、生産効率の非常に高い微生物から食品を作る。
http://ameblo.jp/tetsuyuu/entry-10066522764.html
ユーグレナ
光合成 微生物 の中で最も高い光合成 効率を示し、高等植物の数十倍の光利用率を示す。照射した光の約80%を光合成 に利用しており、同様の数値が稲では5%を下回る。生産効率は稲の80倍。完全栄養食で、ビタミン アミノ酸 も豊富。
<中略>
光合成 の効率の差だけではない。可食部分が限られ、せいぜい 2期作しかできない稲と比較すると、藍藻 類は歩留まり 100%、しかも年間を通して栽培できるメリットがある。
石油減耗で予測される飢餓 時代、こうした “ 下等な “ 藍藻 類の出番なのかもしれない。

おいしいかどうかは、わからないけれど‥‥。
 

あと、バイオエタノールの搾りかすを家畜の配合飼料に使うというプランもある。
家畜は大量の飼料が必要だからエネルギー効率が非常に悪いんですよねー。
日本人は食文化をある程度昔のような菜食・海産物食に戻す方向に動くべき。


リンク先のサイト様どうもありがとうございます。

これらバイオ燃料・食料は日本人が外圧から自由になるための助けになるだろう。
エネルギーと食料についてはまだまだ面白い研究があるんじゃないかと思うのでまた調べてみたい。