ロビンのブログ

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極限まで緊迫したエジプト情勢のレポートと、日本の有名人達の平和な日常のつぶやきが交錯する画面がすごいシュールだね・・・

あ、批判とかじゃ全然ないですよ。
自分も同じだし。



それにしても政府側と反政府側、最終的にどっちに転ぶか全然分かんないねこれ
アメリカ(イスラエル)が介入してきたけど
エジプト国民の感情としては完全に反米、半イスラエルであって
アラブ世界への回帰を強く求めているからね。
イスラム教って本当に強力な求心力があるんだな。
欧米でもどんどん信者増えているらしいし。



ネット見ていると、「エジプトがどうなろうと関係ないじゃん、そんな騒ぐようなことか」なんて言う人がちらほらいるんだけど
アラブ世界、中東世界の情勢が関係ないわけないでしょうが・・・
百歩譲って東欧やアフリカならまだ縁は薄いかもしれないけど、エジプトだよ?

イスラエル寄りだったエジプトが半イスラエル国家になるかもしれない
下手するとまた中東で大きな戦争になりかねない
なんせイスラム教には過激な派閥があるから。

石油を誰が支配するかとか、ドル決算システムが変わるのかとか、経済的な面だけでも日本やアメリカへの影響は巨大なんだから
あんまりしょうもないこと言うなよー
なかなか過激なタイトルの本だが、林業についての本だ
1996に初版された本だから現在とは認識も違っている部分も多いかもしれないが

内容的に林業の常識についてのアンチテーゼが記されている

森林は酸素の供給源ではない
森林は水を溜める「自然のダム」ではない
熱帯雨林の破壊の主役は木材輸出ではなく農園開発
熱帯雨林より深刻なシベリア針葉樹林の危機
ユーカリは他の樹木の成長を阻害し毒を撒き散らす悪魔の木・・・というのは間違い
ホタルは汚れた川のほうが棲みやすい
非木材パルプの活用は古紙リサイクルより有効
割り箸は森林資源の有効活用に最適
伝統的な焼畑農業は森林に優しい
人工林の成長量は天然林を上回る



「森林は酸素の供給源ではない」というは酸素の排出と消費のサイクルは森林内で自己完結しているからだという
確かに植物は光合成で酸素を産み出すが、同時に呼吸もしており、枯れた葉や枝は動物に食べたれたり微生物に分解されたりする・・・その過程で酸素が消費され二酸化炭素が排出される
成長中の木は二酸化炭素の排出量より酸素の排出量の方が上回るが、成長が終わった木は均衡状態となる




森林内だけで酸素と二酸化炭素のサイクルが完結しているならば、森林のない都市部の人間や動物が消費する酸素はどこから供給されているのだろうか
都市内の樹木などの植物のみから?
それとも海の植物やプランクトン?

ちょっと納得行かない気がするんだけど



森林は水を溜める「自然のダム」ではない・・・というのは森林の土壌部分の保水能力はたかが知れおり、保水するのは岩盤部分の隙間が主役だからだそうだ
森林は水の貯蓄より土壌自体の保全に必要である


著者は森林を守るのは間違いだと言っているのではない
伐採乱獲するのではなく天然林至上主義でもなく
森林を正しく理解し適切に人間の手を加えながら管理していく必要性を説いている


上に記したように、全体的な収支で考えて酸素を供給するのは成長中の樹木である
だから成長の止まった老木を伐採して植林するのは酸素の供給に有効だということ
樹木はCO2を固定したもの、それを木材として活用すればいい


例えば伝統的な焼畑農業は10~20年ほどかけて十分に森林が成長しきるのを待って周期的に森を燃やしていく
このやりかただと土壌が痩せず長く農業を続けていくことができる
(最近は焼畑のサイクルが短くなっていて土地が痩せる一方になっている)


本の後半は日本の林業の実態を紹介している



著者は元々プロの物書きではないようで、文章自体の面白さや美しさが薄かったのが残念だったけど

レポートされている内容は勉強になった
DVDで

板尾創路は嫌いじゃないし
彼が映画を作ったということで興味を持って観てみたんだけど
いい出来だった

変に気負わずシンプルに作り上げてたのが良かった
観ているうちに引きこまれて最後まで一気に観ちゃったし
(オレはDVD映画を一気に観ないことは結構あるから)

シナリオ良くできてんな・・・何か元ネタがあんのかなと
網走刑務所を脱獄したという昭和の脱獄王「白鳥由栄」っていう実在の人物がいるらしい
そんで緒形拳主演「破獄」としてドラマ化されたみたい

それをアレンジして作り上げたんだろうね
いい伏線回収だったしオチもついていた

板尾はほとんどセリフなしでアクションと表情で渾身の演技を見せている


オレは好き
面白かった

ただコントみたいなのを求めて鑑賞した人にはつらいだろうね
あえて昔の邦画風に作ってあるのでテンポもゆっくりだし好き嫌いは分かれるだろうね