老師は少年に言います。「友よ。器を作れ。困難な仕事だ。それを何度も磨く。一度打ち割って、作り直さねばならぬときもある。割れた器で飲まねばならぬときもある。それでも、最後まで飲み干せ。」(南 直哉著「老師と少年」より引用)     少年は、老師に、生とは、死とは、自分とはなにか、と問います。老師は、安易に答えを導こうとはしません。いや、はじめから、答えなどないのだけれども、少年の求めてやまない姿勢を、あたたかく見守っているように感じます。私たちも、答えが欲しいわけではない。この老師のような存在を近くに求めているのかもしれません。
今、テレビ放送されていた番組ですが、確かに言葉にいえない何かが伝わってきます。「7 summit(セブンサミット)。世界7大陸の最高峰の山々を指す呼び名だ。いま、この「7 summit」を日本人で初めて「単独・無酸素」で制覇しようとしている若者がいる。栗城史多(27歳)。8年前、進路に迷ってフリーターになり、今も“ニートのアルピニスト”を自称する栗城は、自らの登山をカメラ片手に撮影しながら登るというとんでもない挑戦も続けてきた。危険な撮影に挑むのは、この激動の時代を生きる人々に登山を通して何かを伝えたいと考えているからだ。番組は、「7 summit」制覇という大スケールの挑戦と感動を余すことなく描いていく。」(NHKより引用)   エレベスト、アタックにおけるキャップC2からキャンプC3を目前にして、体力の限界。そして、ぎりぎりの判断として苦渋の断念。目標達成を目の前にして、生きて帰ることを選びます。そして、研ぎ澄まされた精神が一気に折れそうになった時、栗城さんを支えたのは、皆のメッセージだったのです。ビデオの栗城さんの声から、生と死とのせめぎあいが伝わってきます。

NHK
http://www2.nhk-g.co.jp/wp/program/details/disp_j.asp?a=00&s=0&d=20100104&c=201001040183
エベレスト アタックダイジェスト その7
http://kurikiyama.fc.yahoo.co.jp/8/424/
エベレスト アタックダイジェスト その9
http://kurikiyama.fc.yahoo.co.jp/8/426/
オフシャルサイト(マナスル・ダイジェスト)
http://kurikiyama.tv/
「大河ドラマ「篤姫」、TVドラマ「Dr.コトー診療所」「風のガーデン」、映画「冷静と情熱のあいだ」など、数々の劇中音楽を手がける吉俣良。もともとスタジオミュージシャンだった彼は、音大出身者の多いサントラの世界では異色の存在。メロディアスで存在感の強い自身の曲を、“台詞とメロディーのツインボーカル”と表現する。」(トップランナーより引用)    4歳から10歳にかけて、ピアノを学び、高校では吹奏楽部、そして学校をでて、バックバンドミュージシャンとして17年の経験を経て、アレンジの世界へ。サントラは、メロディーが、たっていてはよくないとされてる常識をくつがえし、メロディーがきちんと聴こえることを重視しているとのことです。そして、音楽の学校をでていないことをネックとして考えるのではなく、知らないからこそできることがあると話されていました。と謙遜されてますが、現場たたき上げの幅広い底力と限りない才能を感じさせてくれます。

トップランナー
http://www.nhk.or.jp/tr/2009album/090918.html
吉俣 良氏の篤姫、聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=yWTS2BEpR6Y&feature=related


P.S.
紅白で、スーザン・ボイルさん出演。今年の話題でした。
http://www.youtube.com/watch?v=1t8m7CkpIK0
秋山真之(さねゆき)(本木雅弘)は、明治28年1月末、威海衛の戦いで、自分の判断ミスにより、大切な部下を失います。傷心の真之は、東郷平八郎(渡哲也)に問います。「良き指揮官とはなんでしょうか。...結局、私は悔やむ苦しみから逃げられそうもありません。」東郷平八郎、曰く「おいも同じ人間じゃ。そいはおはんと同じこと。悩みや苦しみと無縁じゃなか。...しかし、一旦、決断したら、その決断を神のように信じなくてはいかん。決断は一瞬じゃが、正しい決断をもとめるなら、その準備に何年もの時間を要する。犠牲になった兵のためにもよく考えてほしか。良か指揮官とは何か。」そして、真之は亡き父の言葉を思い出します。「急がば回れ。短気は損気。」平八郎は、言います。「なかなか、..よか。」(坂の上の雲 第4話より)    司馬遼太郎氏の原作がスペシャルドラマになりました。1話は軽く流してしまったのですが、2話から、はまりました。軍国主義に走る日本の姿を肯定する訳ではないのですが、欧州の列強に並ぶことが日本が生き残る道という明確な目的に、ひたすら邁進する人物たちの熱いエネルギーがつたわってきます。(久石譲氏の音楽が、しっかりと盛り上げてます。)

オフィシャルサイト
http://www9.nhk.or.jp/sakanoue/
「つまみ食いしたみたいに1人分だけ足りないクリスマスケーキ。購入すると、ひと切れ分に相当する金額が「おすそ分け」として寄付に回り、途上国への食糧支援プロジェクトに使われる。NPO法人「ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)」(東京都新宿区)の「ラブケーキプロジェクト」だ。」(産経ニュースより引用)    クリスマスの日に、父親が、日ごろ買わないケーキを買って家路へと急ぎます。小学生ぐらいのお子さんが、楽しみに待っていたのですが、ケーキの箱を開けると、一切れ欠けたワンホールケーキが。「お父さん、たべちゃったの?」と聞かれる。でも、そこで、「これはね。恵まれない子供たちへの寄付なんだよ。」と説明すると、家族、皆が、暖か気持ちになるという映像がテレビで放送されてました。この一切れがどこに行ったのだろうと、つまらないことを考えてはいきません。そのことに目を向けて、それぞれの人が意識することに大きな意味があるのですから。こういうニュースは、正直言って、いい話だと思いました。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091208/sty0912080807002-n1.htm