スウィートの意味について考える30分<最終回> | Cavasaki Air Service <Beer Squad>

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-麦酒愛飲系・超私的時事通信型バイクブログ・・・なはず-


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ということで、珍しくがんばって、
僕なりにまじめに続き書きました。

09、YZF-R1試乗記です。

ちょっと長くなってます。


ここから-----------------------


なんとかかんとか、Y@P川@中@へ来ました。


早速、四面楚歌的にY社のバイクでごった返す
駐車場のど真ん中に我が愛車をブッコみます(w

気持ち、周りからのドライな視線を受けながら、
ズラ(メット)を脱ぎ脱ぎしていると、店員さんが寄ってきました。


「今日はどのようなご用件で?」

もちろんこんなむさい所に、
わざわざクレープを食いに来る人もいないと思いますが、


「あ~と、バイクを見に来ました。R1ってあります?」

んなもん、店のまん前に置いてあったので、
あえて聞くまでもなかったのですが・・・(w


試乗車1台、国内2台、逆車3台、売約済み1台の、
計7台のR1が置いてありました。


まずは簡単なセールストークを受けながら、
店内マシンから、試乗車が置いてある外へ。

頼んでもいないのに早速、試乗車のエンジンをかけていただきました。


最初にこのエンジン音を聞かせて、客の反応をみるという
メーカー側の指示でもあるのでしょうか?(w

うん、やっぱり国内仕様は静かですね。
でもって、あまり美しい和音でもなし(w
この辺は、重々承知していたので、問題なしです。


その後、ぐるっと眺めて、またがったりしていると、

「試乗できますけど乗ってみます?」


と、こちらが切り出す前に誘われましたので、

「え~、いいんですか?」、

なんて、わざとらしくリアクション。



その後、申し込み書にサインしまして、
免許証のコピーをとられて、いざマシンへ。

マシンはホワイトで、トリップは1900km強。
カウルのうねりが、色のせいもあってかちょっと、


巨大ヤリイカに跨ってるっぽい(w


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<ヤリイカ君>



コースの指示はなく、30分ほどで戻ってくれれば良いとの事。

内心、「ラッキー!! どこまでいったろか」、と思いましたが、
そこはもう、いいオッサンなので、めんどくさいから
D3K貧は、やめとこと思いました。


「スタート時のトルクが細いのでエンストに気をつけてください」
と、言われましたが、僕的には、まったく問題なし。


どっちかというと、いつもの癖で
シフトダウンでペダルをバンバン掻き揚げてしまって、
Nが出ないな~と、一瞬悩んでいました(汗


ということで、レッツらゴー!!


<エンジン編>

確かに、スタート時の一瞬先の細さを感じますが、
走り出してしまえば、

「ええ~!!、これで国内仕様?」
ってほどの、もりもりトルク感。

まったくもって、パワー不足は感じません。

その後、5~6千回転ぐらいで、一瞬エンジンの”ガサツキ”を感じます。
でも、そのまま回転あげていくと、だんだんこのガサツキが取れてきて、
1万近くになるころには、滑らかな雰囲気に。


あいにく、僕の腕+一般道では、
2速10000prmが精いっぱい。一瞬3速に入る程度。

でも、どの回転域からでもついてくるエンジンと、
あのトラクションとのダイレクト感がたまんねぇ~。

アクセルとタイヤとの直結感は、
JAROってない(嘘ではない)です(爆。




楽しい。

ただの市街地走行でも、この直結感が楽しい。

よって、むやみやたらに
加減速を繰り返してしまいました(w



<ハンドリング編>

ハンドリングは、ニュートラルかな。
過敏でも鈍でもない。

このハンドリングは、僕のCBRと近いものを感じました。
割とフロントヘビーで、安定性が高い雰囲気。
ちょっとベタっとした感じが似てる。でも旋回力は、R1のが上ですね。

あとホイルベースの短さの分かな?(数値はしりません)
CBRのが、リアアームの長さを感じました。
(逆にR1の短さ(普通?)を感じたということ)


一度、フロントが振られるシーンがありましたが、
ステダンサポート?もあり、すぐに収まりました。

このフロントなら、リアが振られ様が、
ちょっとやそっとじゃ破錠しないでしょう。

僕なら、もう少し軽快な方向に振りたいです。
パタパタ寝るようなセットにしたいです。



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'08CBRは、早めのセルフステアが強くて、
どうも好きになれないのです。

昨年のGWに某BS誌の企画で伊豆スカで
乗せていただいた際にコーナー毎にメットの中でつぶやいてました、

「それ、俺のタイミングじゃないから(怒)」

勝手に曲がろうとするのが、どうも気に入らなかったです。
まあ、好みの問題だと思いますが。
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<ブレーキ編>

普通じゃないでしょうか?
低速だと割と効く感じがしましたが、高速域からはどうでしょう?
コントロール性もあったような。


<シート高>
ちょっと高くないですか?
僕のシートも変えてあって、厚みがあって高く、
つま先ツンツンなんですが、ほぼ同等な感じがしました。



<熱>
試乗最後の方で、お尻がいい感じにほっこりしてきました。
この時期はいいですが、夏場どうでしょう?


<燃費>
知りません。
一説によると、高回転志向ゆえ、あまりよろしくないとの事ですが、
こんだけトルクあるなら、低回転走行でエコライドいけません?


<ライト>
普通?
見た目に反して、さほど明るくはないのでは?
夕刻だったので未確認です。


<デザイン>
個人的に一番の問題箇所。
この内容で、R6風のデザインなら間違いなくイケイケです。
なんで”もっさり&短く”しちゃったんだろう、オシリ周り。


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こう見ると、なんか悪くないです(汗




<試乗を終えて>
まず今のバイク(05CBR)に比べ、ポジションなどは不思議なくらい
違和感なかったです(僕の個人感覚ですよ)

ハンドリングは思っていたほど、キレキレって感じでもなく、
割と安定志向。

でもやっぱり一番の違いはなんといっても、
あのエンジン特性とトラクションですね。

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帰りのCBRのエンジンが、よく言えばマイルド。悪くいえば、
「回ってるだけで力がねぇ~」、って感じてしまいました。
(まがりなりにもフルパワーして、このR1よりはパワーあるはず)


もっと言うと、
「このCBR、250ccじゃね?」、ってくらいのギャップ。


トラクション感覚の違いがこんなにも?

CBRの回転を上げていっても、その感覚は多少薄らぐ程度。
車でいうオートマ的な、ギアが直接噛み合ってなくて、
できの悪いATFを介して動力を伝達してる感覚とでもいいますか。
ダイレクト感がまったく感じなくなってしまいました。


あの感覚が好きな人は、R1、ハマルと思います。


ということで、本当にちょっと乗っただけですが、
スウィートの意味することが、ちょっと感じた気がしました。


僕なりに解釈すると、スウィートとは、
「楽しくて速い」、とでもいいましょうか。


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そして、



「だから、音の事なんて無視して、V5出しときゃ、おもしろかったのに~、Hさん」
と、ちょっと思ったのでした(汗。






<追記:セールス状況>

逆車購入客がやっぱり多いそうです。
国内→フルパワーより安上がり?。

今春より、10年モデルの逆車がプレスト経由?では入るらしい
(今の逆車は、プレストさんじゃないとの事)

しかし!

やっぱこの09R1のデザインがNGで、
'07-8 R1を購入していく方もいるとか。


個人的には、
マイチェンのデザインに期待していいですか?



おしまい