“ДИНАМО<ディナモ>”の称号 | Cavasaki Air Service <Beer Squad>

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本日は、最近、東欧諸国に行っていた叔母が帰国し、

子供に土産があるというので、

しばらくぶりの挨拶がてら叔母の家に顔出してきました。





で、貰った土産がこちら。





クロアチア土産で、

中身は、こんなベンチコート(ハーフ)?でしょうか。





子供がサッカーやってるとの知ってたので、

昔カズが所属していたチーム(古)

<ディナモ・ザグレブ>のだそうです。




で、ふと思ったのが、なんで東欧のチームはよく、

”ディナモ”って、名前の前につくのかなって思ったんです。





<ディナモ>とは、

「ディナモ」とは、ダイナモ(発電機)に通じることから、
社会主義国における電気技術師組合のクラブとも認識されていたといいます。

また、旧ソ連圏や東欧、東ドイツなど共産主義時代の内務省や特務警察の
スポーツクラブをルーツとするスポーツのクラブチームによく名づけられた名称。


だそうです。






今でこそ東欧諸国も平和になり観光などにも力を入れてるようですが、

少し振り返ると、かなり複雑な歴史背景があるんですね、あの辺。


注<世界史(日本含)は、まったく勉強してないので、とっても疎いです>

第一次大戦のきっかけも知りませんでした。
(サラエボでのオーストリア皇太子暗殺事件)






旧ユーゴは、

「一つの国家、二つの文字、三つの宗教、四つの言語、五つの民族、六つの共和国」から、

モザイク国家、ヨーロッパの火薬庫といわれて、



近年の独立紛争経て、

スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェコビナ、セルビア・モンテネグロ、マケドニア、に。




僕の高校の友人も、当時のサラエボ紛争に参加してまして(仏外人部隊)、

その時の話では、状況は相当ひどかったらしいです。

当時の僕は、あまりにも内容が現実ばなれ(平和ボケ)していたので、

ピンときていませんでした。




バルカン半島の歴史的、地理的重要性ゆえの宿命と言うには、

あまりにも切なく、そしてその代償は大きかったのでは、と思います。





話は戻って、ディナモ。



自由が抑圧されたいまわしき社会主義時代。

国家権力の象徴、憎悪の対象の「ディナモ」。


一時、その名は改名されていたらしいのですが、

なぜ今また、「ディナモ」の名に戻すのでしょうか。



どうやら根底には、社会主義の崩壊が必ずしも自由で豊かな

生活に結びついていないという背景もあるようです。




「日本は世界的にみて一番うまく成功した社会主義国の例だ」、と、

言ったのは、当時のゴルバチョフ大統領。




ということで、お土産一つで、

やや重なネタに膨らましてしまったのは、

時節柄でしょうか(汗。




でも、こういうきかっけの時ぐらいは、

少しだけ考えようと思った本日でした。




<これ名物なの?美味いんだろか? わりとでかい>



ちなみに、ネクタイとシャーペン発祥の地も、

クロアチアだとか。



おしまい。