こん@@は
先週からフジで放送された
「コード・ブルー」http://wwwz.fujitv.co.jp/codeblue/index.html
、を見たので、
ボクがはじめてドクターヘリを、
ちゃんと認識したときのことを書きます。
それは2005年のゴールデンウィーク後半の事だったと思います。
GWも後半午後になると上り線も混むだろうと、
AM中に、伊豆スカから十国峠経由、
芦ノ湖スカイラインから御殿場(東名)に抜けようと思ってました。
事故はその途中の、
箱根峠から、芦ノ湖スカイラインに入って4つ目のコーナーでおこってました。
事故車は反対車線を走っていたFZ-1。(パニアつき)
<これのちょっと前の奴かな>
料金所を過ぎてからの、下りの直線。
ゆるく左に曲がっている、左直角コーナー手前。
ボクは事故直後に、
その場にさしかかったようです。
普段なら、ライダーの無事を祈ってその場をスルーするのですが、
その時はなぜかすぐ脇にバイクを止め車などを誘導していました。
だってライダーが、車線中央で、大の字に倒れて、
動いてないん、ですもん。
バイクと同じ色のシルバーのメットと、
黒いメッシュジャケットを着ていました。
ライダーは単独のようですが、
事故はライダーが反対車線にはみ出し、
車にあたって転倒したようで、あてられたと思われる車の
運転手さん他、家族が近くにいました。
既に、救急車は手配済みとの事でしたが、
GW中の観光地での渋滞の影響かなかなか上がってきません。
そうこうしているうちに、ライダーのヘルメットの首筋から
アスファルトにシルコリン血が、あふれて流れてきました。
たまに、寝返りうって、
「ウォ~、」という、吉田栄作とは、ちょっとちがった、
なんともいえない声を上げてました。
でも、つま先の方向が、ちょっとおかしかったです。
状況が状況だけに、正直なにもすることができず、
早く救急車がくることだけを祈ってました。
その間も車の誘導はしていました。
ボクのような、ピンのライダーの何人かは、
止まってくれました。
<ここから先の話は、若干記憶が曖昧です>
しばらくすると警察がきました。
そして数分後、空からローターの音がしました。
当時、想像すらしなかった、ドクターヘリがやってきました。
あの白い機体が。
<MD902:特徴はテールローダーがない事他>
とはいえ、着陸ポイントまでは
現場から数百メートルはあったと思います。
その後、救急車が到着。
ドクターもほぼ同時に事故現場に到着。
まずはその場で処置を行いました。
ドクター(フライト・ナース?)が、
「元気ですかー!」と声かけると
「ウィ~~~」、という、
小島よしおみたいな、
意識があるのかないのか、微妙な声をだしてました。(汗
あきらかにヘルメットの中は血の海です。
先生もヘルメット取ることはしません。
(このときはじめて、ヘルメットリムーバーの重要性を認識しました)
その後、ストレッチャーに移し、救急車の中へ。
その間、ボクは警察にたいして、
・事故は目撃していない
・当事者と知り合いでもなんでもない
・単なる通りすがりの小市民
という説明をしていました。
そんなこんなで、この場に40分~小1時間は
いたんじゃないでしょうか。
結局、最後まで見送ることはせず、
ボクはその場を去りました。
その後の芦スカは、料金所も封鎖されていた関係で、
対向車もなく、スイスイ走れました。
◆ Follow up : <追記>
ドクターヘリ (MD902)は、
クラス最小の低騒音
* 双発機で世界最小の低騒音
* 地域住民のクレームが極めて少ない
ノーターシステムによる安全性
* テールローターによる事故の可能性が皆無である
* メインローターの位置が高く患者搬出入が安全
広いキャビンと使いやすいEMSインテリア
* 患者のどこへでもアクセスできるスペース
* 全速度域で患者にやさしい低振動
FADECによるエンジンのクイックスタート
* エンジン始動後2分で離陸可能
* エンジン停止後30秒で再始動可能
高い信頼性と最小の運航費
* 年間1,000時間運航を想定した信頼性
* 耐空検査以外にメジャーな整備がない
■現在、静岡県にだけ唯一2台配備されているそうです(東部・西部)。
でも事故では、ヘリのお世話になりたくないですね。
遊覧飛行、浪漫飛行、
おしまい。