3月8日 11:00

車は ほどなくして許田に到着する。

道の駅を見つけて赤いエクストレイルを駐車する。

多くのみやげ屋が出ている。

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沖縄ならではの果物や野菜、食べ物も並んでいる。

ロビンはチケット売り場を見つけ、

「あとで請求するからな!」

と、みんなに念を押しながら5人分のチケットを購入する。


トモオから

「なんか食べちゃおうよ!
 もうさ、ちょっとでもお腹空いたら 何か食べちゃおうよ」


なんとも頼もしく、楽しい提案なんだ。

「いいねー。もうすぐ昼時だから食べようよ!」

そう言って、いくつかある食堂のうち 味のある雰囲気(少し汚い)店を選んで入店した。

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昼時ちょっと前だというのに、店内はガランとしていた。

食堂の中ではおばちゃん達がなにやら準備をしている。

メニューを見ると、沖縄そばやラフテー丼など 沖縄らしい料理が並んでいる。

その中で気になったのは"味噌汁定食"

味噌汁がおかずだっていうのは、ちょっと手抜きすぎないか?

この味のある(汚い)雰囲気と、客の居なさから ロビンが注文することを躊躇していたら

「あのおばちゃんが作るんだから 間違いないな」

とトモオが自信満々に言う。

言われてみると、沖縄の味を出してくれそうな顔をしているおばちゃん達である。

よし、注文するか。

結局、ロビンとトモオはラフテー丼を選択し、イッタンは沖縄そばを注文した。

エッチャンと太一は何も注文せずに おみやげ屋めぐりに行った。

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しばらくして、料理が出来上がる。

ラフテー丼を見ると、


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うーん。美味そう。

手に取ってみると・・・いやに軽いな。

プラスティック製のどんぶりは、安っぽさを かもし出している。

ラフテーとご飯を一緒に口に運ぶ。

モグモグ。・・・ん。


「まずい・・・」


ものすごく自然に出てきた言葉だ。

本来ならば店を出てから言う言葉のはずなのに、あまりに自然に言葉が出てしまった。

明らかに甘すぎる。味が濃すぎる。量が多すぎる。


「イッタン。沖縄そばどう?」

「ん?普通。」


普通がうらやましい・・・。


トモオとロビンは 残すことを悔しく思い 必死になって食べきった。

"ちょっと腹が空いたら いろいろ食べよう"というテーマだったが、すでに胃袋がはちきれそうだ。

無駄に胃袋を使った・・・。


テンション下げ気味で車に戻り、美ら海水族館に向けて移動を開始する。


車の中で エッチャンは買っていたおにぎりを出している。

腹いっぱいだが、一口もらう。

うまい!

これがお口直しということか!!



3月8日(月) 9:00

天候は・・・雨

トモオが運転し、助手席には太一が座る

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目的地を許田にセットする。

ロビンが事前調査した結果、コンビニ等での割引チケットを買うより 道の駅で購入したほうが安く購入できるため"許田"の道のえきに立ち寄ることにした。


美ら海水族館
[通常料金] 1,800円
[コンビニ割] 1,620円
[許田料金] 1,550円

と、格安になる。

通り道なので、立ち寄ってもいいだろう。


「のど渇いた。コンビニに寄って」

はれぼったい目をしたエッチャンが言う。

しばらく走ると左手にファミリーマートが見えたので そこに立ち寄る。


各自、お茶やジュースなどを購入する。

エッチャンは、ミネラルウォータとチルドコーヒー、そしてアイスを購入した。

そんなに水分を欲してるの??




トモオが運転するエクストレイルはコンビニを後にし 間もなくすると高速道路に入る。

沖縄に到着した日も 遠くまで行ったが高速は使わなかった。

この旅行初めて高速道路に乗った。



高速に乗って20分程度経過したときに 車の右手に海が広がっているのが見える。

その手前にドームが見える。


あれは、間違いなく"石川多目的ドーム"

一昨日、エイサー×闘牛を見たドームだ。

高速に乗ればこんなに近いなんて・・・




社内では終始くだらない話で盛り上がっている。



高速道路の電光掲示板に"この先故障車有り"と見える。

しばらくすると、大きな観光バスが立ち往生している


「あのバス、悲惨だな」

「いやいや太一。あのバスに書いてある文字はヒサンじゃなくて、ニッサンって読むんだよ」

「・・・。」




渋滞などまったく無く、車は順調に進む



「あれ??あれ!!見た??」

ロビンが目をキラキラさせながら言う。

「どうしたの?」

イッタンが聞き返すと

「今、沖縄の森の妖精が見えた!」

ロビンが相変わらず目をキラキラさせながら言う。

「え?何が見えたの?」

「ほら!!またいた!!」

ロビンが指をさす

「え?どれ?」

「ほら!!またいたいた!!」

再びロビンが指をさす・・・その先には








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道路工事の誘導員!?

「オッサンじゃねーかよ!」

「本当に居たんだー。森の妖精"ポックル"」

ロビンがひたすら目をキラキラさせながら言う

「名前まで付けちゃったよ!」


意味の無い会話を続けながら車は進んでいく

3月8日(月) 7:30

気だるい朝を想像していたが、以外にスッキリと目が覚めた。

目が覚めたのは、太一のベッドの上だった。

(あれ?太一は?)

太一は2つのソファーをくっつけて、その上で寝ていた。

「ほら!朝だぞ!」

太一、トモオ、イッタン、ロビンが起きる。

「ロビンがベッドの上で寝ちゃうから、イッタンが寝る場所無くなってただろ!」

太一の話によると、3つのベッドは ロビン、トモオ、太一が使ってしまっていたので イッタンはソファーで寝ていたらしい。

イッタンは、ありえない方向に首が曲がった状態でソファーの上で寝ていたので 太一が

「イッタン。ベッド行けよ」

と言って、イッタンにベッドを譲ったらしい。

おかげで太一はソファー寝。

「ソファーで寝るくらいなら 隣の部屋のエッチャンの横のベッドが空いてたじゃん」

と、ロビンが言うと

「うるせぇ!!腰にポシェット付けたまま寝てるヤツに言われたくねぇよ」


誤:ポシェット
正:ポーチ


「朝食行こう!」

みんなで食事に行く準備をする。

隣の部屋に顔を出して

「エッチャン。朝食の時間だよー」

と、エッチャンに声をかける。

「いらない・・・」

少ししゃがれた声でエッチャンが答える。




結局、男四人で朝食を取る。

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普段 朝食を取らないが この日もやっぱり 朝から食欲がある。なんでだ?

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3月8日 8:30

「チェックアウトしちゃうから荷物まとめてねー」

ロビンが言うと、各自部屋で帰り支度を始める。

2泊しかしてないので 大した荷物は無い。

ロビンはすぐに荷造りを終えて、隣の部屋に行く。

隣の部屋は、ドア全開だ。 オートロックの意味がない・・・。


「ロビン!オレのサンダル知らない?」

太一が昨朝と同じことを言っている

昨日買ったサンダルを無くしたようだ。

「知らねぇよ。昨日履いてたじゃん」

「お前のサンダルは使い捨てかよ!」


いたるところをゴソゴソ探す太一


「あった!」

ベッドの下から黒いサンダルが出てきた。

これで準備完了!



ホテルのロビーに行き、チェックアウトを済ませる。


今日の目的地は(数年前まで)世界最大の大水槽を誇る「美ら海水族館」だ!
3月8日 0:40

ロビン、トモオ、エッチャンを乗せたタクシーはエッカホテルに到着する。

タクシー代をロビンが支払い エッチャンを後部座席から引きずり出す。

ホテルの入り口が自動ドアで助かった。

ロビンもトモオも両手がふさがった状態なので歩くことしかできない。

フロントに行き「1012号室と1013号室の鍵をください」と伝える。

トモオをロビンも すでに腕がパンパンだ。

どうにか鍵を受け取って、エレベータ前に行く。


エ レ ベ ー タ ー の ボ タ ン が 押 せ な い


「すみませーん!上ボタンを押してもらえますか?」

トモオがフロントに向かって声をかける。

「はい。  あっ!車椅子をお貸ししましょうか?」

「え?そんなのあるんですか?」

もうエレベーターで上がり、部屋に入るだけだったので 少し迷ったが、貸してもらうことにした。

ホテルのフロントマンが車椅子を出してくれる。

トモオとロビンはエッチャンを車椅子に乗せる。

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ふぅ。楽だ。

車椅子を押して10階の部屋まで行く。


エッチャンをベッドの上に転がす。


ふぅ。これで一安心だ。



安心して、ロビンは太一に電話する。

「どこにいるの?」

イッタンと太一の二人で、また楽しいところに行っているのではないかと思い連絡してみる。

「今タクシーに乗ったところ。もうすぐホテル着くよ」

「じゃぁホテルの前で待ってるわ」

トモオとロビンはホテルの前まで行き、タクシーの到着を待った。


間もなくすると、太一とイッタンが到着する。


「どうする??飲むか!?ヤルか!?」

「ラーメン食べたい」

とイッタンが言う

「ラーメンいいねー」

本当?ここ沖縄だよ!?しかもイッタンは昨日の夜もラーメン食べてきてるよね?

「あのフロントの人に聞いてみようよ。ラーメン屋があるか。」


結局フロントまで戻り近所のラーメン屋について聞いてみることに。

歩いて5分くらいのところに深夜でもやっているラーメン屋があるらしい。

ロビンは、ラーメン屋なんてなければいいのにと思っていたが、残念な回答を得てしまった。


男4人で歩いてラーメン屋に到着する。

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普通にタンタン麺を注文し

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食べて

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イッタンに辛いキムチを食わせ

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歩いて帰っただけだ

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そして寝た。





沖縄2日目にして最終夜はこうして終わった。





3月8日 0:10

エッチャンがぶっ倒れている!!

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「エッチャン!帰るよー」

ロビンがやさしく声をかけるも、エッチャンは起きない。

頬をパンパンと叩くも、エッチャンは起きない。

お店を出なければならないから どうにかしなきゃ。

意識の無いエッチャンを取り囲んでみんな 大盛り上がり。

「記念撮影していいですか?」

広島女性(26)がうれしそうにエッチャンを取り囲んで写真を撮る。

沖縄の名所でもなんでもないのに写真を撮ってどうするんだ?

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「じゃ。とりあえず店を出よう。エッチャンを抱えて帰るわ」

トモオとロビンでエッチャンを抱えて移動させる。

「あ。クツ忘れてますよ」

エッチャンのクツを受け取る。

とりあえず履かせなければ。

ロビンとトモオはエッチャンを台の上に座らせる。

と言っても、全身脱力してしまっているので座ることも困難である。

トモオが後ろから支えている間に、ロビンがクツを履かせようとするが・・・足首も完全に脱力してしまい、クツを履かせることができない。

「僕にやらせてください」

広島男性(32)が、名乗り出た。

病院で働いている彼は、仕事上 患者さんのクツを履かせることもあるという。

「エッチャン クツ履くよー」

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やさしくエッチャンに声をかける。

「はい出た"声かけ"」

トモオが言う。介護の業界等で"声かけ"という言葉があるのか?


エッチャンの足首は完全にブランブランしてしまってクツを履かせるのに苦戦していたが、なんとかクツを履かせることに成功した。

「太一ぃ。イッタン。忘れ物が無いか見てー」

ロビンはエッチャンを再び抱えながら言う。



ロビンたちが居た席は、店の2階だった。

そのため、エッチャンを抱えながら階段で降りなければならない。

これだけデロンと脱力したエッチャンを抱えて階段を下りるのはかなり困難な作業だ。

トモオとロビンでエッチャンを抱える。

手や足を滑らせて階段を落ちてしまったときのことを考え、ロビンが下(エッチャンの足)を担当する。

トモオはエッチャンのワキから手を通し、上半身を支えてくれている。

なんとか店の前までたどり着いた。

タクシーを呼び、

「こんなんなっちゃってるんですけどいいですか?」

と聞きタクシーに乗り込む。

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今回はさすがに5人も乗れないので、2台に分けて乗車する。

「エッカホテルまでお願いします。」

トモオ、ロビン、エッチャン(脱力系)の3人を乗せたタクシーは走り出した。





「あっ!!」

「どうしたの?」

「パーカーを店に忘れた!!」


店員が泡盛のボトルと氷を持ってくる

「これ(泡盛ボトル)を飲みきれなかったら、持って帰っていい?」

「いいですよ」

「赤嶺くん。もう仕事終わるでしょ?一緒に飲みましょうよ」

店員の胸の名札に書かれた名前を見てロビンが言う。

「いいですよ」

さっきと変わらない雰囲気で快くOKしてくれるが、きっと 酔っ払いのたわごとだと思っているのであろう。



「これ飲み切れるのかよ!」

閉店まで30分弱。ボトルには波々と泡盛が残っている。

「じゃ。これやっちゃお!」

太一が口の前でグラスをクイクイやるゼスチャーをしている。

太一の言うコレ = 一気飲み


「広島独自の一気飲みのコールとか無いの?」

広島から来た3人に対して太一が聞く。逆にオレは太一に聞きたい。横浜のご当地コールなんかあったか?

「いやぁ。無いかな?」

広島男性(32)が少々困惑した感じで応える。

「よし。じゃぁ今から作ろう!!」

"沖縄で広島のコールを神奈川の人間が作る"という異文化交流。

「広島といえば・・・なに?」

「アサヒソーラーじゃけん」

「やっぱりお好み焼きじゃない?」

「じゃけんっ!じゃけんっ!じゃけんっ!お好み焼き♪」

と、変なリズムに合わせて歌いだす。あまりに安直で分かりやすいメロディーが全員を巻き込んで"じゃけん"大コールとなる。

酔っ払いの感覚が、県民性を超えた瞬間だ。

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変なコールを歌いながら泡盛は一気に減っていく。




もう閉店の時間が近いのであろう、BGMが止まっていることに気がつく。

なんとなく淋しい気がする。

ロビンはステージ上に残っている太鼓を見つけ、ステージに上がる。

バチを手に取り 激しく太鼓を打ち鳴らす。

ドンカっ!ドンドンカっ!ドンカっ!ドンドンカっ!

なにやらエイトビート。

ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ・・・ドンっ!!

激しく打ち鳴らし、最後は決めのポーズ。

客席から拍手が起こる。

客席には 身内しかいない・・・。

このときロビンは

(店員さんに注意されたいなー)

と思っていたが、店員はこちらを見ていなかった。

ロビンの太鼓に感化されたのか、イッタンもステージに上がって マイクの前に立つ。

「あー。あー。」

マイクの音が出るか確認したが、残念ながら音は出ない。

イッタンは舞台袖に入っていき、何かをゴソゴソやってる。

「あったあった。」

イッタンはそう言ってステージ中央に戻ってきた。

「あー。あー。」

お!マイクの音が入っている。

舞台袖で何してきたの?そこをいじるとマイクが使えるようになるって知ってたの?


「♪島うーたよ 風にのりー」

島唄をアカペラで大熱唱!!

2フレーズほど歌いまた舞台袖に戻りマイクの電源を切る。

だから、その舞台袖にはなにがあるの??


気がつくと、赤嶺くんが私服に着替えて近くに座っていた。


「もうそろそろお願いします」

退店を促された。

ロビンが皆に言う。
「泡盛もほとんどなくなったし、そろそろ行こう・・・か?エッチャン!???

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名前トモオ
代表国横浜
誕生日12月26日
好きなものカンフー、自己主張
嫌いなもの無気力、無感動、無関心
特技アクションシーンの独自演出
格闘スタイルクンフー
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名前ロビン
代表国横浜
誕生日5月15日
好きなものカレー、瞑想
嫌いなもの甘いもの、肉類
特技説法、無我
格闘スタイルヨガの奥義


本日最後のライブは最高潮を迎える

ステージにいる全員が歌って踊って すでに誰のライブだか分からない

かろうじてマイクを持って歌っているCojacoがメインになっているのは分かる

・・・はずだったが、いきなりマイクの前に立ち

「イーヤーサーサー」

と、叫ぶ男がいた。



イッタンだ。

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最後まで全員で歌い、踊り、汗だくになり、沖縄の音楽を体で感じる



「うゎー。ありがとー。これで本日の島唄ライブは全て終わりです! みなさん沖縄を楽しんでください」

Cojacoが最後の挨拶をする。

時間は22:45。 通常30分間の演奏を1.5倍の時間も楽しませてくれた。


CojacoがCDを手売りしている。

数人のお客はCDを購入している。


興奮気味で席に着いたイッタンは

「あのパーマの人の話し方って、武田鉄也っぽくない?」

と、想定外のセリフ


Cojacoが僕らの席にも回ってくる。

「僕はしぃーでぃぃりませーん」

ロビンが武田鉄也風に言う

トモオが横で爆笑する

イッタンはロビンの中途半端なモノマネを聞いて失笑している

「イッタン!なんで分からないの?」

とトモオがイッタンに聞く

「え?武田鉄也でしょ?」

「イッタンの武田鉄也のクダリから、cojacoのCD購入を断っているんだよ!」

ロビンはもう一度言う

「僕は しぃーでぃ(CD) ぃりませーん」

相変わらずトモオだけ大爆笑


cojacoはキョトンとしていた




3月7日 23:10

「ラストオーダーになりますが なにか注文ありますか?」

店員が各テーブルを回る。

店の中にはロビン一行+広島3人、それと博多から来た女子学生たちだけが残っていた。

「よし!もう1本飲めるだろ! さっきのボトルをもう一本!」

勢いよくした注文に対して、店員は答える。

「当店、ボトルでの取り扱いはしてないんですよ」

え?さっきイッタンが注文してたよね?

「ボトルの値段書いて無かったよ」

イッタンはサラっと言う。

結局、再びメニューには載っていないボトル注文をする



「あのー。写真撮ってもらっていいですか?」

博多から来た女の子達がロビンにカメラを渡す。全員での写真が撮りたかったんだろう。

「いいよ。いいよ。はい。並んでー」

女子たちを一箇所にまとめる

「俺も写っちゃおうかなぁ」

トモオは女の子達の団体に混ざる

「いくよー。3・・・2・・・1・・・ハイ!」

ロビンはカメラを構えて シャッターを切る。

「私のカメラでも撮ってもらえますか?」

追加での撮影依頼だ。

「いいよ。はい。3・・・2・・・1・・・ハイ!」

結局、それ以外の子も デジカメや携帯電話をロビンに渡して撮影した。

撮影が終わり、ロビンがカメラを返す

「ありがとうございました」

と言いながら、女子学生たちは席を立った。

退店間際でロビンが撮影した写真をデジカメで確認した彼女たちは、

「マジでー」「ありえない!」「キモイっ」などと口々にしていた。





ロビンが撮影した写真。



すべて



トモオの顔面アップ!

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なんだかんだで 隣の広島出身の3名も含めて一緒に盛り上がり始める。

男性は僕らと同じ歳だそうだ。

女性のうち一人は「私は26です」と言う

ロビン「じゃぁ、いのしし年だね」

「えー。すごい。分かるの??」

もう一人の女性は「えっ。じゃぁ私は?? 23歳です。」

ロビン「えーっと。おとめ座!!」

「干支じゃないじゃん!」

「でも当たってる!すごーいい!!」

"12分の1"が二連続で起きた奇跡。


「エッチンはねー。じゅぅきゅうさいでーす」

デロデロに酔っ払ったエッチャンが、強烈なさばの読み方をしている。


トモオがイッタンのグラスが空になっていることに気がつく。

「イッタン!お酒注いでもらいなよ」

イッタンの隣に座っている おとめ座(23)に聞こえるように言う。

「それじゃ。失礼しまーす」

女の子もノリノリでイッタンのグラスに泡盛を注ぐ

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「いいね!いいね!
じゃぁそのままググーっと飲ませるところまでやっちゃおうか! ググーっとね!」


女の子はグラスを持ち、イッタンに飲ませ始める。

「うぷっ!うぷっ!」

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イッタンはちょっと苦しそうに、そして嬉しそうに泡盛を飲ませてもらっている。

「もう 最後まで飲ませちゃおう! グーっと!グーっと!」

トモオがはやし立てると、女の子もグラスを有り得ない角度に傾けて イッタンにグラスの泡盛を全て飲ませてしまった。

普段 一気飲みなんかしないイッタンも、こうやれば飲んでくれるんだな。





しばらく経つと、CojaCoが再び登場し、ステージに上がる。

「こんばんはー!って、先ほども居たお客さんばかりですねw」

ロビン一行と広島の3人以外には、福岡から来たという学生さん7名ほど、千葉から社員旅行できた男性10名ほど、京都からきた2名、神奈川から来たという4名が残っていた。

全員、1時間前のライブも一緒に楽しんでいるメンバーだ。


「さっきやった曲を再びやっても面白くないでしょー。何かリクエストあればやりますよー」

パーマちりちりの三線を持った男性がステージ上から聞く。

ロビンたちは、"オジー自慢のオリオンビール"と"ハイサイおじさん"を希望する。


演奏開始前から、ステージ上と客席は雑談で盛り上がる。

「みなさん。沖縄県の花って何だか知ってますか?」

チリチリが全員に聞く。

「ハイビスカス!」

千葉から来たオッサンが答える。

「言われたっ」

悔しそうに太一が言う。

「そう思われがちですが、違うんですよ」

「でいご!!」

ロビンが恥じらいの無く大声で答える

「良くご存じですね! "でいごぉ~の花が咲きぃ"で始まる Boomの島唄に出てくる "ウージ" って何だか知っていますか?」

「サトウキビ!!」

「正解! それではみなさん でいごの花とサトウキビの森をイメージしながら一緒に歌いましょう」

そう言って、Boomの島唄を店にいる全員で歌う。






次々にリクエストした曲を演奏するステージ上の3人。






もう何曲演奏したのだろう。


「最後はやっぱりみんなでカチャーシして盛り上がりましょう!」

Cojacoが 席に座っている何人かをステージ上に案内する。

「俺らも行っちゃおうぜ!」

太一がみんなに声をかける

「エッチャンも行くーー! 行きましょ!行きましょ!」

エッチャンが怪しいロレツで広島の3人も誘う。



元々少なかった客席。大勢がステージに上がる。


結果・・・


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客席に誰も居なくなった・・・