こんにちわ~。ニコニコ

 

私は、裁判官に聞いて欲しいこととして、

9つの項目ごとに私の気持ちを書面にしたの。

 

4 【2度と新築住宅は手に入らない】

私が欲しかった物は、要望した形や設備や性能がきちんと備わった新築の住宅だ。

私は、今もこの住宅の施工精度は悪いと感じているから、常に異常な変化が無いか気に掛けながらの生活をしている。

私は、省令準耐火構造の住宅を注文したが、その施工が全くされておらず、その建物にする為には大掛かりなリフォーム工事をしなくてはならない。

私は、自分が欲しいと思った住宅にお金を支払ったつもりでいたから、省令準耐火構造になっていないと知った時は、「えっ!ウソでしょ?」と驚いたし、その構造の住宅にする為に大掛かりな工事が必要だと知ってとてもショックだった。

私は、体力的・金銭的に、もう新たに住宅を建てることは出来ない

今後は、新築物件ではないリフォーム物件となるこの住宅に住むしかないのだが、既に取り付けてある住宅設備をはずし、はずしたその設備を再び取り付けるというリフォームでは新築性は無いし、きれいな仕上がりも期待できそうにない。

 

5 【現場監督・建築士の存在】

現場監督監理責任者である担当建築士は、不具合の話合いの場に出席したことはない。

その場に出席するのは、この住宅の施工には何ら関係していない人ばかりが常だった。

この住宅の現場監督は、施工途中から現場に全く来なくなり、いつの間にか退社していた。

施工の途中からは、別の現場監督が対応するようになったが、現場に居るのを見た事はない。

聞いても、「何も引継ぎはされていないからわからない、担当ではない。」と言った。

調停(ADR)の現地調査の場でも、被告は「この住宅に現場監督は居ない」と言った。

建築士は、調停(ADR)にも出席していない、裁判になっても電話口にも居ない現地調査にも同席しなかった

ある時、住宅検査をする第三者機関『家守りホールディングス』の代表者が被告と一緒に家に来たが、ただ不具合の部分を見にきただけだった。

その時、被告からは、「わざわざ遠くから家守りホールディングスの一番偉い人があなたの家を見にきてくれたのですよ」と言われたが、その意図が疑問だった。

結局、現場監督と建築士は現在まで1度として顔を見せていない

 

6 【建築士と弁護士を捜す苦労】

私には、専門知識は何も無く何の伝手もない。

建築にも、うといし、調停も裁判もTVの中でしか知らない。

そんな私が、建築士を捜すことはとても時間を使い心労がかさむことだった。

さらに、弁護士を捜すのは、建築士を捜す以上に心労がかさみ、時間とお金も使った

住宅紛争を専門にしている弁護士は少なく、居たといても着手金はすごく高い。

そもそも弁護士とは無縁の生活をしていたから、弁護士の何を見て判断し依頼すれば良いのかも全くわからない。

複数の弁護士事務所へ足を運び、それぞれの弁護士さんと話をし、そして直感で「この弁護士さんが良い」という人に決めた。

 

7 【約4年半の時間とお金】

私は、こんな住宅を手に入れる為に被告にお金を支払ったのではない。

私が支出するお金は要望した住宅の購入の為に既に支払った金額だけのはずだ。

しかし、省令準耐火構造違反により、支払った金額以上のお金が補修工事やそれに関係する費用として、これから先、必要不可欠となり、既に裁判に関係する費用は発生し続けている

家を建てて支払いを済ませば、しばらくは外壁や屋根のメンテナンスもせずに暮らせるから出費は無いと思っていた。

これまで、被告と直接の話合いもしたが理解や納得ができず、いろいろな所へ電話で相談し、いろいろな所へ足を運び相談に行き、進む方向を考え、不具合部分の画像を撮り資料を集め、必要な書面を作成し、それらを何枚も何部もコピーをして調停に提出した。

調停自体は、手ごろな金額で申請できるが、自分で集め揃えた書類などには多くの時間やかなりの金額を費やした。

裁判では、建築士や弁護士の費用など、調停よりもはるかに時間やお金がかかる

老後の貯えを削って建てた手前もあり、建てたばかりの家に関係する事でさらにお金が必要となることに随分と悩んだ

何よりの悩みは、先立つ建築士や弁護士への費用の問題だ。

とりあえず、建築士に調査だけはしてもらおう、どうするかはその後に考えようと思って建築士へ調査依頼をした。結果、省令準耐火構造違反が判明した。

私は、もう、この住宅問題でどのくらいの時間とお金を使っているのかわからない。

それでも、私が注文した住宅は未だに手に入っていない