こんにちわ~。
近頃は、アマゾンprimeで映画鑑賞の日々が続いているの。
最近観た映画を1つ。
保護司の女性主人公が、仕事の中での人間関係や、
また、その仕事を通じて自分の過去に向き合い成長していくお話。
ストーリーの中で、一人の男性の放つ言葉がある。
この男性の父親は、路上で刺されようとする女性を助け、
その身代わりに刺されて命を落としてしまう。
その現場には、多くの花や飲み物や食べ物が供えられた。
「最初は良かった・・・
だけど、花は枯れる・・・
枯れた花は異臭を放つ・・・
そのうち近所から苦情が来るようになった・・・
結局後始末をするのは残された家族なんだ・・・
枯れて腐った花弁は、
道路にこびりついてなかなか剥がれない・・・
・・・・・・惨めだった・・・・」
痛ましい事件・事故が起こると、
その場所へ足を運び、お花や飲み物を供える人のニュースが映像で流れる。
こんな悲しい事、あってはならない! ・・・皆、同じ気持ちだよね?!
これほどたくさん供えられた花はどうなるの?
以前から、疑問に思っていた事だけど、
深く考える事も無く、いつしか忘れてしまう事。
この映画を観て疑問に感じた。・・・検索してみた。
献花台があれば、それは設置したところで片づけるらしい。
じゃ、お花や飲み物は?
花だけじゃない、お菓子やフタを開けたジュースや・・・
親族に届けられるの?
それとも・・・もしかしたら、誰かしらで分けちゃうの?
いえいえ、こう書いてあったわ。
『一般のゴミとして捨てる』と。
何だか、トビきりの“せつなさ”を心にズシッと感じちゃった。
実は、男性の父親が助けたのは、映画の主人公である女性保護司。
男性とは学生時代にお付き合いしていて、
この事件以降、疎遠になってしまった。
彼女は、ずーっと、その現場に足を運ぶことも出来なかったけど、
ある事件が主人公を過去から踏み出す切っ掛けになった。
彼女は、花束を持って自分が刺されるはずだった現場に来た。
そして、彼女を助けるために命を落としてしまった男性の為に
花を供え祈ったの。
そして、彼女はその持って来た花束を再び大事そうに抱え、
その場を去って行くの。