アル中でうつ病だったので、35kgしかなかったのだ。
普通だったらカーテンレールじゃ体重を支えきれず折れたろうに。ゴミ箱を逆さまにして足場にしてあった。
ロープは黒と黄色のナイロン製。
私達が3階でGANTZ観て盛り上がってた頃なのか?近所の検死医の先生が死亡推定時刻は夜半から朝方にかけてとはっきりしていない。兎に角、驚いたのだ。妹は「いつかこんな日が来ると思ってた。」と言った。私は違う。いつも事件が起きてからまずびっくりして、、そして、ミッションをこなすのだ。子どもの頃からずっとそうやって闘ってきた。
よって、ミッションは父の葬式の準備だ。
喪主なのだ。障害のある母は「お父さん。馬鹿な事をしたねー。」いつもの悪たれをついている。母は大丈夫。強いのだ。
外国人の旦那が、昨夜お父さんと話したよ、と言った。「火の元に気をつけろ。あと、アイツ(母)には気をつけろ。ヤクザな女だからな。後は宜しく。」と。
お父さん、逃げやがったな、
お父さん、でも勇気あったな。意外と。
妹の旦那が、「お父さん、心が寿命だっ
たんだね。」
綺麗にまとめてくれた。
ありがとう。マトモな人の意見は有難い。
そう、喪主の話に戻る。葬儀屋に電話するとすぐ、若い営業マンが来て自死と知らないから、どんどん大きく話を持ってくる。
目が血走っているのが気になった。
「父、首を吊っちゃって、だから密葬でお願い致します」と伝えると、とても驚いた顔をして、「こんなに綺麗な顔してるから判らなかった!」と言って動揺していた。
確かにうっすら微笑んでる顔してる。縊死というのは、一番楽な死に方らしい。
そして、お金の話。全部に
グレードがある。生命力ないとどこまでも釣り上げられる。密葬なのに300万を遥かに超えてきた。負けるもんか。お父さんは確かに負けた。でも、お父さんの一生懸命頑張ってきたのに、大事なお金とられてたまるかよ。負けたくない!と思った。
さて、続きは
初めての喪主2章に続く。寝ます!