MTC2R買っちゃいました!!
2021年にMTC2でツーリングカーデビューをして今も相変わらずの下手くそなので、正直言ってMTC2の性能に何の不満も無かったのですが、折角ハイエンドのマシンを楽しんでいるので無限精機が満を持して投入した新型を購入しました。
シェイクダウンした感想は「...違いがわからない...」
で、先週(2023年12月)にいつものZEN RCサーキットでシェイクダウンをしてきたのですが、取説のセットのまま何の違和感も無く走ってしまいました。
人間自体がへなちょこという事もあり、ブラインドテストをしたらマシンが新型になった事は分からないぐらい“同じ方向性での正常進化”をしている感じです(細かいフィーリングの違いは感じたのですが、プラシーボなのか、その日の体調なのか、本当の性能の違いなのか、言い切る自信が僕にはありません)。
なお、ZENの橋本Bossに走ってもらったインプレは
マシンの“蹴り感”がとても良い、コーナー出口の最初の1mでグイっと前に出る感じ。
(取説セットだと)曲がりに関しては、ちょっとダルイ感じもするけど、凄く安定して走らせやすいです。
という事でした。
なので、MTC2Rは最新性能の間違いの無いマシンである一方で、古いMTC2の十分に戦闘力があるって事で良いのではないでしょうか(スゴイ無責任な意見ですいません、だって分からないんだもん)。
組み立てた感想は「精度の塊」がさらに進化
一方、組み立てたに関してはそれなりに分かるので、そっちの感想は、元々ガタつきのほとんど無い精度高さがさらに進化した感じです。
特に、Aアームを採用したサスペンション構造は、MTC2の頃からかなりカッチリと精度が高かった一方で、ドライブトレイン(駆動系)は従来型の手堅い設計をしていたので(MTC2では)それなりの遊びはありました。今回、ドックボーンやユニバーサルアームののジョイント部にベアリングが入ることで、ドライブトレインもほとんど遊びの無いカチカチの精度に組みあがる様になりました。
この辺の改良が、橋本Bossの言う「蹴り感の良さ」のつながっているのかもしれません。
MTC2Rは初心者にお薦め!!
最後に、声を大にして言いたいのですが、今回MTC2Rの組み立てでは、ガタが出るからシムを追加する必要は一か所も無く、取説通りに組み上げればカチカチの精度の車が組みあがりました(ただ、この取説も英語表記という結構難易度が高いのですが)。
組み立て自体が簡単な車種とは思いませんが、シム調整の様な上級者の勘と経験が必要な個所は無いし、ちゃんと組み上げた後はセッティングゲージに乗せた時の数値もカチッと決まります。なので、本格的なツーリングカーを始めて見たいという初心者にはお薦めの車種だと思います。
余談ですが、オフロードのShumacher L1Rは見た目に反して精度が悪く、というか、各箇所の寸法が緩めに設計されているので、シム調整をしながら根気よく組み立てる必要があります。それにサスアーム類は結構たわむので、セッティングゲージでアライメントを調整の時には必ず荷重がかかってたわむ方向で測ってあげる必要あります。まあ、バギーのセッティング自体が結構アバウトでも問題ないので何とか運用できていますが、この精度のツーリングカーだったら投げ出していると思います。
実際、ZEN RCサーキットの”ストッククラス”(=エキスパート以外の人たちのクラス)では一番人気の車種となっている所からも、「扱いやすさ」はNO.1じゃないかと思います。
という事で、2024年のツーリングカーはMTC2Rで楽しんでいく予定です。
おしまい。