"もぐもぐタイム"とは簡単に言えば動物の"ごはんの時間"のこと。
動物への給餌の様子を見られることから来園者の人気も高いが、飼育員たちはただエサを与えているわけではない。
もぐもぐタイムには、飼育員たちからのメッセージが込められている。
Nくんは飼育員歴11年目、若手のりーダー格だ。
昨年オープンしたあざらし館ほか、ゾウ、ダチョウを担当している。
アザラシのもぐもぐタイムはプールの周りに幾重もの人垣ができる。
日本の漁港を模したその中で給餌を始める際、Nくんは必ず来園者に尋ねることがある。
「漁港をイメージしたこのプールにはひとつだけ実際の漁港にはあって、ここにはないものがあります。それは何でしょう?」しばらく間を置いた後、言葉を続ける。