幼い頃、父母に連れられて行った記憶のある立石公園。


結婚して4年後に夫が長野県にある会社に転職した際に


この公園にその会社が経営するレストランパリエと会社の研修棟ができたと聞きました。


夫は研修棟に何度か研修で宿泊したことがあるとのことでしたが


その後、諏訪に行く度にまた公園へ行きたいなと思いながら


なかなかその機会を得ませんでした。



父母に連れて行ってもらったのは昭和30年代の幼い頃


自家用車があるわけでもなくどのようにして行ったのか記憶は有りません。


ただ、どこへいくにも徒歩かバスが主。


清水町の生家から諏訪湖までも当たり前のように歩いていった時代ですから


ここへも歩いていったような記憶があるのです。


今回はカーナビに添って元町の「セラ真澄」の斜向かいの道路を霧ケ峰方面へ。


二葉高校や地蔵寺、山の神等、懐かしい場所を通りながら


子どもの頃の記憶ですからはなはだ怪しいものですが


こんなクネクネと曲がりくねった道だったかしらと違和感がありました(^_^;)


40年ほど前の事であっても夫も同じような感想を持ったようなので


あながち、私の記憶もそれほど間違ってはいないような気がします。


ともあれ昔から諏訪湖が一望できる場所であったことは変わりありません。


でも、諏訪地域の観光名所を特集した書籍等にも


諏訪湖近辺を中心にした物が多く“立石公園“の“た“の字も出ていませんでした。


昨年、実家の蔵の片付けをした際に見つけた


昔の絵葉書にも立石公園から見た諏訪湖の写真はありませんでした。



もしかしたら、この絵葉書自体、立石公園が出来る前のものだった可能性もありますが(^^ゞ



新海誠監督『君の名は』のワンシーンがここではないかと話題になったとかで


ファンの聖地巡礼により殊更注目を集めてからは観光客が増えたようです。


新海監督は小海町のご出身ですからむしろ松原湖なのではないかしら


と当時思った記憶があります。



ともあれ、公園には駐車場も整備され

展望台からは


中央アルプスから御嶽山、北アルプスの穂高岳に囲まれた


諏訪湖の見事な眺望が広がっていました。


湖水の周りには様々な建物が立ち並び

昔とは随分と様相は変化しましたが

故郷の湖を眺めていると特別な想いが込み上げてきます。


展望台の横にある階段から芝生の植えてある場所まで降りてみました。

平成28年には「ふるさとの見える丘」に制定された由。


公園の標高は933.86m。



標高759mの諏訪湖より200mほど高い計算になりますね。


信州も真夏日になったこの日でしたが


やはり爽やかな風を感じました。



長女も初めて訪れた立石公園に満足したようで何より(*^^*)


この後は長女が見つけてくれたお蕎麦屋さんへ行ってみました。