中庭の桜を見たあと、久しぶりに旧制高等学校記念館に入ってみました。

先月の市民タイムスにこんな記事が載っていたのを見て




1度行きたいなと思っていたので丁度良い機会でした。



企画展の”北杜夫『憂行日記』をたどる展”は1階入口すぐのギャラリーで開催されていて無料ですが2.3階の展示室は有料です。





松本まるごと博物館友の会の会員証を提示してまずは2階へ。



2、3階の展示の概要はパンフレットから。



2階にある北杜夫コーナー。




思誠寮の壁に書かれた北杜夫氏の落書きはこのコーナーにありました。


北杜夫の本名は斉藤宗吉。憂行はご本人が名乗っていた雅号です。



最初この落書きが展示されている場所がわからず

受付に戻って学芸員さんに教えて頂いたのですが

斎藤憂行と書かれたその横に、後に学生の誰かが書き加えたと推測される

"北杜夫氏"という文字と矢印が見えることを教えてくださいました。

他の落書きは階段の横の壁にかかっています。





かつての学生達の青春の軌跡を見たあとは

1階のギャラリーへ。









5年前にも昆虫標本展が開かれていましたが


今回の企画展『憂行日記をたどる』展は


2021年に出版された『憂行日記』(北杜夫著 斎藤国夫編)に沿って




その文章とともに戦中戦後に北杜夫氏が採集した昆虫の標本が展示されていました。







 




氏の最後の執筆物になったという

「虫屋(昆虫好きの同士)様」宛の

年賀状等の自筆メッセージも展示されていました。



5月6日までの開催です。

お近くの方は是非。