舟木一夫さんが出演されたNHKの朝ドラ『オードリー』が放送されたのは


2000年(平成12年)10月〜2001年3月。


私はかろうじて40代。

末息子が高校に入学した年でした。





舟木一夫さん、そして舟木さんを親友と明言されている

林与一さんの出演に欣喜雀躍したことを今も覚えています。



お二人は大人気映画スターで

舟木さんは東の御大(おんたい)栗部金太郎、通称クリキン

林与一さんは西の御大桃山剣之介通称モモケンという役どころ。

劇中にはお二人の主演映画も設定されていました。





その頃、ケーブルTVに加入する前の我が家のテレビの電波は弱く画質も粗かったのですが

それでも録画の予約をして準備万端。

ドラマが始まるのを楽しみに待っていました。

その第1話は


いきなり柳生十兵衛を思わせる片目に黒い眼帯をした

舟木さんのお顔のアップから始まりました!

主題曲も流れる前の何ともインパクトのある始まりでした。

ただ、その日速報ニュース(内容は覚えていませんが)が流れ

舟木さんのお顔に文字がかかってしまい

嬉しいと思うより前に「なぜ今〜〜(;_:)」と残念に思ったことを覚えています。

それでなくても画質の悪かった我が家のテレビでしたので

NHKからビデオが出るだろうから綺麗な画像はそこで見ればいいかなと思っていました。

ところが不祥事を起こした出演者がいたとかで結局ビデオは発売されず

残念な思いをずっと持っていました。


その頃、私は仕事もしていましたし何故か息子の高校のPTA役員も拝命していたので

録画はしていましたがビデオだったこともあり


雑事に紛れその後見直す機会も逸していました。


そんな経緯もあったため再放送のお知らせを聞いた時は

本当に嬉しかったものでした。

粗筋はぼんやりとしか覚えていないのですが

今も記憶に残っている場面があります。

それは

舟木さん演ずるクリキンが

台頭してきた若手の映画スター(佐々木蔵之介さん)の撮影の様子を見ながら

「散る桜 残る桜も散る桜」と呟き

その横でモモケンが「西行か?」と問うと

「良寛だ」

と物憂げに応える場面を今も鮮明に覚えているのです。

ただ、何せ24年も前のこと(^^ゞ

ビデオを見直してもいないので記憶違いであったらお許しくださいm(__)m








明日の放映が待ち遠しい弥生晦日。


松本でもちらほらと桜の開花の頼りが聞こえてきました。