12日は舟木一夫さんの後援会員のためのふれんどコンサートの日でした。


いつもは最寄りの駅まで夫が送迎してくれるのですが


あいにく夫は町会のゴルフの予定が(^_^;)


駅までのバスも1時間に1本あるかないかの場所。


歩けば30分はかかります。


若い時は歩いたこともありましたが緑内障になってからは


車の通る道はちょっと怖くなり歩くこともなくなりました。


そんなこんなで久しぶりにタクシーを頼むことにしました。


前日、電話機に登録してあったタクシー会社に電話したところ


「その電話番号は使われておりません。」というテープが流れ・・・


「えー(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)」


急いでスマホで調べてみると、そのタクシー会社は2020年に合併したとのこと。


やはりコロナ禍は観光業界やタクシー会社にも多大な影響を与えたのだなと実感しました。


合併後の電話番号を改めて登録し、かけてみました。


が、呼び出し音が鳴るだけ。


2回かけ直し、娘にもかけてもらいましたが同じ反応でした。


それが1時間ほど経って夫がかけてくれたところ


すぐに通じたのは何故?


ともあれ無事に予約できてホッとしました。


12日の朝、予約した時間より5分ほど早く来てくれたタクシー。


運転手さんはベテランの方で私はあまり自分から話しかけたりしないタイプなので


最初はお互い黙っていましたが


タクシーの背もたれに【松本検定1級】しかも【エキスパートマスター】とあるのを見て


「松本検定取られたんですね。エキスパートマスターていうクラスがあるんですか?すごいですね!」


「松本検定、問題を見たことはあるけれど難しいですよね。」


と話しかけたところ、運転手さんも嬉しそうに色々と話して下さいました。


それによると、その運転手さんは以前は我が家が頼んでいたタクシー会社にいらして


合併した今の会社では検定試験の費用は出してくれるけれど


以前の会社はそうではなかったので自腹で取られたとのこと。


その向上心が凄いなと思いました。


【松本検定】とは地域検定の松本版。


このクラスの検定を持っている人は松本全体には何人かいるかもしれないけれど


タクシー運転手では自分だけかもしれないと仰ってました。


以前は松本駅前にいらしたので、宿まで観光客を送っていくと


必ず電話があって帰る日の電車の時間まで何時間かあるから


どこか連れていってほしいと言うお客さんが多かったそうです。


今は我が家の最寄りの駅の担当になってしまったので


なかなかそういうお客さんはいないけれどとも。


なんて勿体ない!松本の観光業界にとっても宝の持ち腐れじゃないかしらと思ったりしました。


ともあれ駅までずっとその話で盛り上がりました。


二女に話すと「お母さん、上手だねウインク」と言われましたが


「いやいや、お世辞ではなくお母さんは本当に思ったことしか言わないから。」


「確かに!でもそういう人を松本駅に置かないのは勿体ないよね。」


「適材適所ってあるよね。」


と帰宅してからも盛り上がったのでした。