展望テラスにはこんなパネルがかけられていました。
”あづみの公園からの展望”として
①拾ケ堰
②安曇野わさひ田湧水群
③東山城趾群
④長峰山
の説明がありますが、特に長峰山は
昭和45年5月、旧穂高町の招聘を受けたノーベル賞作家・川端康成氏は友人の作家・井上靖氏、
画家・東山魁夷氏を誘い安曇野を訪れました。一行は長峰山から残雪の北アルプスと新緑の
安曇野を一望した際、井上靖氏は「残したい静けさ、美しさ」と
長峰山から望む安曇野の風景を絶賛しました。
と、川端康成氏、井上靖氏、東山魁夷氏の写真が掲げられていました。
展望テラスを降りると、今年もアキアカネが、羽を休めていました。
その向こうには、彼岸花が一叢。
不吉な花とも言われる彼岸花ですが、どこか懐かしさをも感じさせます。
特に舟木一夫さんが昭和50年の『NHKビッグショー』で初めて歌われた
辰野市在住のシンガーソンガーライター三浦久さん作詞作曲の『宝福寺にて』の
♪彼岸花が散っています
秋ももうだいぶ深まりました♪
の歌詞を思い起こすからでしょう。
同好の士にとっては、殊の外思い入れのある歌です。
閑話休題
更に歩を進めると見えてくるのはオレンジと黄色の花の姿。
夫が選んで印刷してくれて、久しぶりにギャラリーの1枚になりました。
入り口に戻るとちょうどお昼の時間に。
入り口横にある”レストランあづみの”に入ってみました。
何度も訪れていますが、このレストランに入ったのは初めてでした。
中は割合広く、木製のテーブルに椅子は二脚。
ソーシャルディスタンスは十分保たれています。
窓からは樹々の緑が目を癒し
横を流れるせせらぎの音が爽やかでした。
本当に久しぶりの花紀行。
鬱々とした気分が少しは和らいだ気がします。