2020年の成人の日は、良く晴れて穏やかな日和となりました。

松本市周辺の地域の成人式は、昨日無事にとり行われたようです。

娘達の成人式、特に長女の時は、その前年のドカ雪ほどではなかったものの

数日前に降った雪が根雪となって残っており

当日も雪が降らないかと、気を揉んだものでしたが

今年は成人を迎える方々もご家族もホッと胸を撫で下ろされたことでしょう。


昨年の暮れ、浅草公会堂で行われた舟木一夫さんのコンサートで

久しぶりに聞くことができた『成人のブルース』(丘灯至夫作詞 遠藤実作曲)のメロディが

帰宅してからもしばらくは頭の中に響いて

今も気づけばいつの間にかその歌を口ずさんでいます。


"さんざめく街の灯りに 
よろこびがきらめく今宵 きらめく今宵
のぞみあるこの道なれば
仰ぎみる星の光に
あゝ成人の 成人のブルース

ほのかなる憂いはあれど
夢あわくつぶらな恋よ つぶらな恋よ
うらわかき君により添い
さりげなく語る言葉に
あゝ成人の 成人のブルース

悲しみもうらみもいつか
美しきおもいでとなる おもいでとなる
人生はゆたかなる海
いつの日も ともに歌おう
あゝ成人の 成人のブルース  "



東京の友は、この歌を聞くと舟木さんが『青年の主張』で

今の上皇陛下ご夫妻(当時の皇太子陛下ご夫妻)の前で

歌われたシーンが浮かんでくると話して下さいました。

私は残念ながらそのシーンは見たことはありませんが

今では作り得ない美しい言葉で綴られたこの昭和の歌謡曲を口ずさんでいると

若き日の甘酸っぱい想い出の数々や風景が胸に浮かびます。

かつては成人の日になると、必ずといって良いほど

この歌がラジオなどから流れてきたものでした。




新しく成人になられた方々の行く道に望み多かれと、その門出にエールを贈ります。