高瀬渓谷が紅葉真っ盛りと聞いて、


そこに向かう予定だったのですが、


途中の大町ダムで、車を停めました。


龍神湖と呼ばれるダム湖にかかる橋の上が


散策路になっています。



miyamaodamakiのブログ-橋2



太陽が燦燦と降り注ぎ、水面に照り映える様は


眩しくて、水面を見つめていられないほどでした。



miyamaodamakiのブログ-龍神湖2



両側の山の斜面には、紅や黄色の


まさに「織る錦」と呼ぶに相応しい紅葉が


湖に映って、絵のような風景です(*^o^*)



miyamaodamakiのブログ-龍神湖



ここから見える山の絵が、パネルになっていました。



miyamaodamakiのブログ-山の名前




こちらは、反対側の風景。



miyamaodamakiのブログ-橋の反対側


こちら側も、綺麗に紅葉した景色が見られます。




コンクリートで出来た、橋の欄干には、


交互に、こんなタイルの絵がはめ込まれていました('-^*)/



miyamaodamakiのブログ-竜の子太郎2




miyamaodamakiのブログ-竜の子太郎

陽の光が強くて、自分の影が映ってしまい


分かりにくい写真ですが、龍に乗った子どもの絵


といえば、「龍の子太郎」の話が、


すぐに思い浮かびます(^O^)/



ここを龍神湖というのは、この地に伝わる


泉小太郎の昔話に由来するのだと、気がつきました。



橋には、その話が3枚のパネルに描かれ、飾られていました。



miyamaodamakiのブログ-物語1


大昔、安曇の地は湖であり、それは下流の山清路で、


川が大岩によってせき止められていたからです。


その湖に住んでいた龍が、泉と言う所で子を産み、


泉小太郎と名づけられた赤ちゃんは、農家で育てられました。



miyamaodamakiのブログ-物語2


たくましく育った小太郎は、山清路の大岩を


母である龍に頼んで壊し、湖の水を流して


安曇の地を平地にしようと考え、


この尾入沢まで訪ねてきて、やっと母龍に


会うことが出来ました。母龍は願いを聞いて


小太郎を乗せて、飛び立ちました。



miyamaodamakiのブログ-物語3
 


山清路に来ると、母龍は大岩に体当たりし、


神通力で大岩を崩しました。水は谷を流れ下って


新潟の方に流れていき、安曇の地は


今のように豊かな地に変わったということです。



というのが、大まかなお話(^_^)v



松本市内の、桜で有名な弘法山古墳の麓にも


この話をもとにした、モニュメントが飾られていたなと


思い出しました。


この昔話は、「龍の子太郎」として


アニメ「日本昔話」のタイトルバックにも


使われていたように、こうした治水に関する話は、


信州だけでなく、日本各地に少しずつ形を変えて、


伝わっているのかも知れません。




この後、葛温泉を過ぎて、高瀬渓谷の駐車場まで


行ってみましたが、少々、時期を逸した感があり


そこから先は、断念し、今年の紅葉狩りを終えました(^^ゞ