蘭マサ | ゴミ箱

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言わない、言わない本当のことなんて。
嘘で塗り固めた相手に当たり障りのない言葉を、仮面被った笑顔で言えばそれでいい。
本音なんて恐ろしい。
そう思っていた気がする。
なのに、どういうことだ、俺…霧野センパイにだけ可笑しいだろ。
「トイレの鏡の前でじっと立って何してるんだ?」
「霧野センパイ!」
突然後ろから生えてきた霧野センパイの姿にぎょっとして、変に声が裏返る。
「そんなに驚くことないだろ…。」
「い…いやぁ、まさかセンパイにここで出くわすとは思っていなかったので。センパイは何か用があって話しかけてきたんですか?」
さすがに、髪でも直しにきたんですか?女子みたいですね。とは言う気力がなかった。
「トイレに来たら難しい顔して後輩が立ってたら声くらいかけるだろ。」
「へー、そうなんですか。それはどうも。もう行きますんで、それでは。」
足早にその場を立ち去る。
怪訝そうな顔をセンパイはしていたけれど、追いかけては来なかった。
少し安心したのと、残念なのとで、意味が分からない。
分かりたくもない。