本が好き。
書くことが好き。
皆の事も好き。
かれんは特に。
じゃぁ、ナッツさんへの好きも同じ?
PEACEFUL
「本当に、のぞみさんは誰とでも仲良くなれるのね。のぞみさんの良い所ね。」
「ああ。」
今、こまちとナッツは、向かい合って話していた。公園に皆で遊びに来たのだ。だいだいは皆どこかで話をしていたが。
この二人は皆について話ていた。
「りんさんは…元気がいいし、熱い人だわ。」
「そうだな。」
こまちが感想。ナッツが相槌をうつ。
「うららは明るいし、夢があって、キラキラしてる。」
「確かに。」
「かれんは、皆をまとめたり、目の前の事に一生懸命になれる。」
「うん。」
「でも…最近わからないの。」
ふいにそんな事を言うから何事かと、ナッツはこまちの顔を見た。
「何がだ?」
「ココの事だけど…のぞみさんが特別なのかな?とか…ミルクは、かれんを信頼してるんだろうな…とか。……私は皆好きだし、特別な事との差が…分からないのよ。」
分からない。こまちはきっと、皆に平等に接している。だから特別が分からない。
「分からなくてはいけないのか?それに今分かろうとしなくても、いずれわかる事だと思うが。」
率直に言った。
それを聞いたこまちは顔をパッとあげる。
「そう…そうよね。無理に分からなくてもいいのよね。ナッツさんへのこの気持ちはきっと、うちの店の豆大福が好きって言ってくれるから、嬉しいからなんだわ!」
「……………え。」
「有難うナッツさん、これで少しすっきりした。あ、かれんが呼んでる。」
さっと、立ち上がると、こまちは小走りでかれんの所に行った。
「え、ちょっ、待て!!」
ナッツの叫びは空しくも、こまちには届かなかった。
「あら、こまち。顔が赤いわよ。」
「どうしたミル?」
「ぅ…えぇ!そう?えっと…分かったの。」
考えてみたら分かった。ナッツさんへのこの気持ちが何なのか。
それは…きっと、 という気持ち。
今言うつもりは毛頭ないけれど。