絶対に好きだなんて感情を認めてやるものか!
何度も何度もそうやって俺は自分に言い聞かせているのに、シズちゃんときたら・・・そんな俺の努力なんて知らずに、好きだと言う。
どうして平和島静雄が俺を好きになったのかは知らないが、その言葉が少し嬉しくもあった。
本当ならば好きだといってしまいたい。
いえたらどれだけ楽だろう。
それでも、長年敵対し続けてきたという事実がどうしても頭から離れなくて。
俺はいつも流してばかり。
「臨也。」
どんなに熱っぽい目で見られても結局俺は、今日も事実を飲み込む。
「やぁ、シズちゃん。自販機を持ち上げるのは感心しないよ。」
彼の嫌いな笑みを貼り付けて、今日も嘘で真実を包み込む。
あと少し君が我慢できたら、俺は・・・。
素直になろうって思う。
「俺も―――・・・。」