孤独の生まれる場所
一人でいることに意味なんてない
ただ、一緒にいる人がいないだけ。それだけ。
幸せになってといいながら、自分は幸せだと言い聞かせながら、一人で笑い、一人で泣く。
自分の本音すら分からない。
ただ、ひとりで、泣く。
初めての恋人ができたのは19歳のときだった。少し遅めだろう。
自分から好きになったわけじゃない。
告白されるまで全く気づかなかった。スタイルが良くて、でも格好悪い男。告白された夜はくすぐったくて、でも嬉しくて。でも翌朝には戸惑って、最初は断るつもりだった。他の男に告白されて、そのとき私は初めてあなたを男性として好きになれるのだと気づいた。
私はあなたをきちんと愛せただろうか。
あのふたりの日々の中で。
あなたの初めての裏切り。それは私に対しての。
あなたの二度目の裏切り。それは他の女に対しての。
そして私の裏切り。彼女に対しての。
私に誰を責められる?だって罪は同じものなのに。ただ皹が入っていくだけ。私の心に、彼女の心に、彼の心に、私たちの間の見えない壁に。
いっそ全て白紙に戻せたらどんなに気持ちがいいだろう?
いっそ、全て真っ黒に塗り潰せたら。
全て。
・・・そして、私の居場所がなくなっていく。
嫌なこと
結論。
ひとつの結論
恋人と別れた。
昨夜。
なんだ、私たちはある種似た者同士だったんだね。
彼に恋人がいることを知ってしまった。
ここは黙って身を引きましょう。
私の心の支 えになってくれた君。
今まで本当にありがとう。
恋人としては、これがきっと永遠の別れ。
でも、音楽の場でまた一緒に演れたらいいね。
嫉妬すらできなくなってたことに気がついた。
喉の奥が痛いのは、きっと一人になることへの恐れ。
涙が出るのは、今までのふたりの月日への惜別。
手を繋いで歩くのは好きだったなあ。
ぎゅってされるのも好きだった。
目を細めて、愛しいと言ってくれるのも。
さよなら。
あのとき私が口ずさんだ歌が、ふたりの思い出の歌だったことに気がついた?
あの歌は、私からあなたへの別れの歌。
感謝と悲しみを込めて捧げた歌。
雪
南で育ったから、ずっとそう思ってた。
雪景色はとても綺麗だけど、その中を歩くのは辛い。
冷たくて固い。
でも綺麗。だから好き。
小さな雪だるまがこっそり飾ってあったり。
そんな遊び心が好き。
嵐に心がざわめくのとは違う、静かな感動。
しんしん しんしん
音が吸い取られるような
静かな景色。
弱い人
女の性でしょうか。
勿論常に弱い人なんて嫌。
そうじゃなくて、いつもは輝いてるんだけど、ふと弱くなったときに私を頼ってくれるのが嬉しい。
かわいい。愛しい。
甘やかしてあげたくなる。
人からどう言われようと、
流されてるんじゃくて、自分で決めたこと。
だって他の人じゃ駄目だもの。
私が弱さを許すのは、彼だからだもの。
青い空を
透明に流れる空気を漂うように、切り裂くように歩くのが好き。
煩わしいことを全部切り離して、
その後に抱えなおす準備をする時間。
青い空の下。
両手はポケットに入れて。
背筋を正して、上を向いて歩こう。
泣きたくなるのは
それとも、申し訳なさからでしょうか。
最初に彼の手を振り払ったのは私。
そして、あの人を受け入れた。
あの人を受け入れてしまったら、なんだか無性に寂しくなった。
それでも手放したくなかったから、また彼に縋ってしまった。
彼と彼女と私のバランスをとるために。
あの人とは決して繋げない手も、彼となら堂々と繋げる。
繋いだこの手を放したくない。
放した途端に泣きたくなる。
どうしてだろう?
愛しいから?
それとも、申し訳ないから?
わからない。夜の向こうが見えないみたいに。
