45cm灯器は、岐阜県を中心に多くの県の主要幹線道路交差点に設置されていました。
しかし、近年はLED信号機の普及に伴って、減少傾向にあるのです。

ではなぜLEDの方がいいのか、説明をしたいと思います。

45cm灯器は視認性向上の目的で1991年に国道21号線の薮田交差点に設置されて以来、県内の主要交差点(事故多発地点)中心に数多く設置されていきました。

しかし、西日には非常に弱く、特に西向きの灯器を中心に夕方など、何色が点灯しているのかわからないということも相次いで事故が多発することも少なくありませんでした。
そんな中登場したのが、LED信号機でした。

視認性が45cm灯器よりも良いことと、先述の西日対策によって2007年の薮田交差点及び岐阜駅南交差点から順次置き換え、将来的には岐阜県内全ての信号機をLEDに置き換えるそうです。

でも、LEDに置き換えるのであれば、一斉に置き換えればと思うかもしれないですが、LED信号機にも実はデメリットがあるのです。

それは、LED信号機は落雷に弱く、落雷場所が信号機だった場合、LEDの素子欠けを起こしてしまうことや変わったサイクルになること(例:黄と赤が同時点灯)があります。
実例として、地元の交差点のLED信号機(2006年更新)が2008年8月の落雷によって、故障し、電球信号機に置き換えられたケースもあります。(2017年1月現在は新型LEDに更新済み)

以上のことから、LED信号機に置き換えるのは、一斉ではなく、事故多発地点や西日による視認性を失いやすい交差点から順次置き換える措置を取っています。

もしもおかしい信号機(電球切れやおかしなサイクルなど)を見かけたら、直ぐに110番通報をして、一件でも事故を減らせられるようにしましょう。