介子推 | 信じるものに救われる

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夢を見る気持ちをもう一度だけ取り戻そう

むか~しむかしの中国の人物です。

『介子推』『重耳』(ともに宮城谷昌光著)を読んで

私は初めてその名を知った人物です。


この介子推という人物は、仕えた主人である重耳の為に

それこそ寝食を惜しんで働き、闘い、陰で重耳を支えます。

主人の生命を救ったことも数知れません。

しかし、介子推は主人の重耳にほとんど知られていませんでした。

その後、重耳は放浪の末、他の家臣達にも支えられ、王となります。

その重耳が王位に就く直前、重臣の一人が、これまでの苦労を

忘れられてはいけないと、一芝居を拍ち、恩賞をねだります。

それを見た介子推は、それを恥ずべき行為と感じ、

また、言われた通り、重臣達に厚い恩賞を与える重耳に失望し、

自らの功を訴えることも無く、重耳の元を去るのです。。。



さて、大地震に、大津波に襲われた被災地・・・

福島原発に於ける『Fukushima50』をはじめ、

被災地の病院では24時間体制で寝食を惜しんで患者を受けいれ

対応をしている医師や看護師の方々、

夜を徹して働き続けている自衛隊、消防局の方々・・・

名を知られることもない方々が、

身体を張って、命を削って作業を続けてくれています。


一方、メディアやマスコミでは

今はまだこうした方々を取り上げることはまだほんの僅かで、

大きく時間が割かれるのは、原発問題、東電や政府への批判。

正直、どうでも良い内容の議論が繰り広げられているように

私には感じられてなりません。

そういった時間があるのなら、

被災地で、被災者の方々や国の為に粉骨砕身している方々に

スポット当てて、その支援を、協力を募った方が

よっぽど良いのではないかと、最近感じています。

メディアの、マスコミの力は非常に大きいのですから・・・



最後に、介子推ですが・・・

伝説の中には、

介子推の隠れた働きを知った重耳が彼を何とか捜し出そうと

隠れ住んでいるといわれている山に火をかけたのですが

介子推はとうとう現れず、数日後、老婆を抱えた焼死体が見つかった

・・・という悲しい結末を迎えるものもあります。

重耳の愚行を責めるとともに、信義を貫いた介子推を絶賛する為の

民間の逸話であると思いますが・・・

そして、愚行を責められているこの重耳という人物、

実は、春秋の五覇として後世にその名を語り継がれている

名君・晋の文公その人だったりします。

そんな名君をもってしても、介子推の働きに気付き

その働きに見合った評価をすることができなかった・・・


名君どころか、ただの凡人の私に何ができるのでしょうか?

ただ、被災地で、被災された方々の為に、この国の為に

戦ってくれている方々の頑張りを目に焼き付けるととも

介子推のような悲劇を繰り返していけないと願うばかりです。



今回は随分長々と失礼いたしました。。。