皆さまおはようございます
少し前の寒さも終わり、ここからはいよいよ春本番といった感じになりそうですね
毎週末の様に釣りに行ければ良いのですが、中々そういう訳にも行かないので少ないチャンスをモノに出来ればと思います…
さて、今日もロッドビルドネタなのですが、先日久々に平日休暇をいただいて擬似餌屋さんでチェック&購入してきたアイテムをご紹介
自分自身でゼロから目的の釣りに合わせてロッドを仕立てていくプロセスは何物にも代え難い楽しみや、釣れた時の感動がありますし、自分の釣りの“軸”といえる部分。
(それに、自分自身で作るからこそ市販のロッドやテスト中のロッドの良し悪しも根拠を持って判りますし、聞かれてもお伝え出来ますからね。自分は感覚論で良い悪いと押し付けられても…というタイプなので笑)
そんなロッドビルディングですが、ロッドを作る上で欠かせないビルディングパーツの中でも最もアングラーと接触時間が長いのがリールシート!
特に富士工業さんのリールシートは市販メーカーでも数多く採用されており、ベイトロッドならECSやTCS等、誰もが一度は触れたことがあるシートのはず。
その中でも最新型として2023年以降に発売開始されている新たなリールシートの中でも自分にとって欠かせないのが技徳 FBCS(フラットバックキャスティングシート)です
メインボディは長繊維カーボンを含む強化樹脂、リールフードはチタンと長繊維カーボン強化樹脂、更にナット部はガラスファイバー製の強化樹脂が採用され、シート自体の剛性と軽さをハイレベルで両立した贅沢な造りのリールシートになっています。
FBCSは「フラットバック」の名の通り、トリガー側の下面はリールシート本体の内径ギリギリまで薄く削り込まれつつ、従来のECSやTCS、ACS等に比して下面にフラットな面積が広く取られています。
また、サイドウォール部もACSの様に余計な凸凹が無く絞り込み方も適度で、パーミング時に掛かるねじれ方向の負荷に対しても角が当たる事もなく、リール本体との一体感もあるのでグラつきの心配も無し
更に薄く絶妙な角度で立ち上がっているトリガー部と相まって、リールシート単体で持った時以上にリールをセットした時のフィッティングが素晴らしいですね。
リールをより軽く、掌の緊張感を緩めた状態で包み込むようにホールド出来ますので、巻きの釣りにも撃ちの釣りにもバッチリ。
ほんと、一度でも実物を触っていただくと良く分かりますが、精度の高さとフィッティングの良さ含め、違いは歴然です…
自分も過去からこのリールシートを使って自分のロッドのみならず時に他人のロッドも作りましたが、その軽さと反響感度は従来のリールシート以上で感動しますよ…。
(勿論、作り方はそれ以上に重要なのは言わずもがなですが。)
既に過去からもお伝えの通り、こちらのリールシートを考案されたのはG-nius project代表であり、富士工業のプロスタッフとしても活躍されている青木プロ。
これまで手掛けられてきた製品はグラビアスをはじめとするリール然り、ジグザグガイドシステム然り、“使って納得”なユーザー目線のモノづくりのスピリットが詰まったアイテムばかり。
この技徳FBCSリールシートに関してもまさにそんな感じのアイテムですね
(欠点があるとすれば、シンプルに価格がちょっと高い、というところくらい…笑)
技徳リールシートの新作!
その技徳リールシートに今年は複数モデルが新たにリリースされました
全てチェック済みですし、これらを使って新たなロッドビルドをスタートしていく予定です。
まずはこちらを自分用に購入
定番アイテムのFBCSリールシートのT2カラー
フード部のチタンプレートが一段と落ち着いたダークガンメタリック基調となり、めちゃくちゃ渋いカラーになっています
こちらのリールシートを使って8ftクラスのXXH級ロッドを作ろうかな…と考え中。
ジャイアントベイト一歩手前のビガーベイトをフルキャスト出来つつ、ヘビキャロの超遠投が可能なスパイラルセッティングにする…かも?
(過去から自分用に温めてきたセッティングではあるものの、あまりメリットが無さそうなら通常通り作りますが…)
ブランクス選びも順調。
今回も海外メーカーの国産ハイエンドマテリアル使用のブランクスになりそうかな
さて、そんなこんなで長文となってしまいましたが、今回ご紹介のリールシート達は既に実店舗、通販でも購入出来るので、ビルダーさんは勿論、今後このリールシートが純正採用されたロッドが増えてくる今だからこそ、要チェックなアイテムです
それでは本日も良い一日になりますように