![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![看板持ち](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/603.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
さて、前置きが長くなりましたが本題のタイトルの件に入ります。
最新作のカスタムロッド‼️
この最近の実釣と順番が前後しましたが、4月頃から製作してきた7ft11inch、ロングディスタンスキャスト&ビッグベイト対応の陸専スペシャリティロッド。
こちらについて詳細解説をさせていただきます
少し長文になりますがご容赦ください笑
ブランクス
まず、このロッドを作る上で設計上の拘りとして譲れなかったのがブランクスの質…!
その為、ブランクス選びにかなりの時間を要しました。
最終的に選んだのは複数の弾性率(30t、35t、40t)のTORAYカーボンプリプレグを適材適所で巻き込み、ローテーパーで厚巻き仕様のハイエンドブランクス。
実物を購入するにあたり、東京方面に行く用事があった際にSABAROさんにて実物を触らせて貰い、入念に感触を確かめさせていただきましたが、その時点でイメージ通りのブランクスで即決でした
ブランクス表面に浮かび上がる刃紋の様な模様が美しいだけでなく、細身で肉厚に巻かれたブランクスは芯の強さとバリッとしたシャープさを兼ね備えており、使用対象となるルアーを確り扱い切る上で十二分のパワーです
リールシート
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
グリップデザイン
グリップデザインは最近の私のカスタムロッドの多数に採用しているコルクとEVAのハイブリッドストレート。
この仕様を使い込む中で、自分の中では7ft超のレングスのロッドではセパレートデザインにするより、敢えてこの構造にして闇雲にグリップを長くしない方向でバランスを整えた方が実釣時のバランスが良いのではないか…??と感じています。
(単にセパレートの方がデザインが好き!という方も多いと思いますが)
リアグリップは315mmと、7ft11inch(有効レングスは8ft超に匹敵)のロッドにしては比較的短めのリアグリップとなっています。
これはリアグリップが必要以上に長いとキャスト時は引き手を目一杯使えるという楽さはあるものの、投げて以降に片手で繊細なロッド操作をするのが非常にやり辛くなるのを避けるための設計思想。
(キャスト後にズルズル引く、脇にグリップエンドを挟んで巻くしか出来ないロッドはちょっと自分の理想からは離れます…。)
何より身体全体を使ってしっかりロッドをしならせて弾き飛ばすキャストフォームであれば変に引き手を使って腕の力で投げるよりも疲労感が少なく、一日中投げ続ける事が可能ですからね
ガイドセッティング
ガイドセッティングは試行錯誤の末、ストレート配置を選択。
ガイドフレーム素材は全てチタン、リング素材はトルザイトリングを採用。
(KW、KB、KGTTを組み合わせた独自ストレートセッティング)
ガイド点数はトップガイド含めて計12点を配置しています。
セッティングの検討過程では特殊スパイラルセッティングも一つ自分の中で最適解といえるセッティングにまで煮詰めてはいたものの、仮セッティングで投げ比べたところストレートセッティングに比して飛距離がどうしてもアベレージで数m程度落ちるのがネックとなり見送り…
更に、折角のシャープで強靭なブランクスをガイドセッティングによって敢えて捻れさせる、ともすればわざと弱く使う必要は果たして有るのだろうか…??と…。
(そもそも曲がりやすい中弾性メインのマテリアル、肉厚でダルい系のロッドならともかく…という。今回見つけたセッティングは、それが合うブランクスでまた使いたいと思いますが。)
何より肝心のキャストフィールがこのストレート配置の方が明らかに優れていましたからね。
ラインの太さやルアージャンル問わず引っ掛かり感も無く、実釣目線でこの配置になったのは必然ともいえる結果なのかもしれません。
また、特に拘りの要素としては先端側のガイドフレームに強化シングルフットタイプのKBガイドを採用している点。
この手のパワーレンジのロッドとなるとダブルフットが採用されるケースが一般的には多いかと思います。
ただ、ダブルフットは強いというイメージで選ばれているならばそれは実は違うかな…と。
更に物理的にコンパクトになることでロッドの曲がりも自然になりますし、先端側のシャープさと繊細な操作感を犠牲にせず、ブランクス本体のパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能となりました。
因みにロッドの自重は185g
ローテーパー、厚巻きブランクス、ハイブリッドストレートグリップに高弾性カーボンインナーパイプ使用、更に12個のガイドを備えてこのウエイトはかなり良い仕上がりかなと…
(表記上の軽さよりも実用性ありきなのは過去作から変わらない拘りですし、目に見えない内部構造にも感度を増幅させる為の工夫を詰め込んでます)
更にバット部にはジャストエースさんのパールグレインを使ってバット部にデザイン要素を追加。
シンプルながら適度に華やかになりますね
ロッドネームは7ft11inchのXXパワーというのに加えて、
“Ultimate Distance”
“Ultimate Durability”
のダブルミーニングです
(こういう拘り、意味付けを自分で形に出来るのもロッドビルドの楽しさ♫)
実釣インプレ!(まとめ)
…といっても、先日の釣果の通りです笑
一言。完璧!
ヘビキャロならIM-Zと組み合わせて余力を残しての100m近辺のキャストが可能ですし、ダッドカット4inchを組み合わせたキャロでもアベレージ60m程度のキャストが可能。
勿論ロングキャスト後の感度、操作感も相当ハイレベル。
湖流の方向やボトムの石の粒々を感じながらシンカーをどの位置に置いて…といった操作を頭の中のイメージ通りに実行可能。
そして何よりロッドパワー!
遥か沖でのバイトを捉え、口の硬いところを撃ち抜くフッキングパワーにファイト中もよどみ無く追従しつつもグイグイと浮かせてくれるパワー、リフティングトルク…。
(しっかりタメて耐え、グイグイと巻いてこれる。しかもそれが5kg超の魚でも、です…)
自分の中でイメージ通り、寧ろそれ以上でしたね…