皆さまおはようございます
昨日でフィッシングショーも閉幕。
まだまだ紹介し切れていないアイテムが色々とありますが、ロッドビルダー目線で気になったのは何よりこちら！
TCH技徳シリーズ NEWラインナップ
まずは昨年発売されて以降の新定番 高付加価値型のリールシートであるFBCSリールシート。こちらにT2カラーがラインナップされました。
リールフードのプレート部のカラーが一段と落ち着いたトーンになっており、渋さが増しています
（性能には変わりはありませんが、作り手としてはデザインの幅が広がりますよね。）
因みに、エバーグリーンさんで開発中の新作ロッドにもこのリールシートが採用されそうです。
まさに機能性を考えたチョイス。
実戦史上主義の極み的なリールシートですからね…
また、右にマイクロトリガータイプのMTCSも新たにラインナップ。
個人的にはこちらは敢えて購入しなくても良いかな〜…？という感触ではありましたが、バスでもベイトフィネスで多少グリップを犠牲にしてもルーズな握りの方が好みな方、超軽量なリグを扱うソルト系のベイトフィネス、トラウトをベイトフィネスタックルで狙う場合等には良いかも…と思いました。
そして注目度が高かったのがこちら！
既に定番化しているVSSリールシートのTCH技徳バージョンともいえるNVSSリールシート。
“ナローバーサタイルスピニングシート”の名の通り、VSSリールシート同様に細身で握り込み易い、あらゆるアングラーの方の手に自然と馴染むクセの無いグリップ。
これは先に発売済みのNHSSだとちょっとしっくり来ないな…？と思ってしまった方にも合うかもしれませんね。
ただ一つだけ課題があり、こちらに対応するEVA/コルクパーツはまだ市場にラインナップされていないので、自分で加工が必要です。
（まぁそんなに難しい加工でもないし、課題という程のものでも無いですが…笑）
更にこれらのリールシートに対応するメタルパーツ、カーボンリング等も富士工業さんから順次リリース予定。
特にCSシリーズの様に、短めにプレカットしてあるカーボンリングはこれから始める方には楽だし、正確なカットになっているのでかなり助かるはず
これまでジャストエースさんやマタギさんからも対応パーツが色々とリリースされていましたが、こうして選択肢が増えるのは嬉しいです
カスタムロッドはこうした細かいパーツの積み上げ。
設計図は自ら作るもので、そこが一番楽しいところ。
市販のロッドの素晴らしさを理解する上でも、またロッドの開発過程に関与する上でも、こうしてロッドを自ら作ることで色々とフィードバック出来ることは多いですし、次の新たな発見にも繋がります。
勿論、実戦で使い易い＝釣果にも繋がる、という構造な訳ですが、釣果に関しては釣行日数や通うフィールドも違いますし、その方々の時間的な制約もあって個人差があります。
（家族が居れば尚更ですし、仕事という人生の土台も大事ですから）
とはいえ、感覚的なものだけではなく理論的にも納得のいくロッドは使い手としての自信や満足度を飛躍的に高めてくれるのもまた事実。
カスタムロッドであれ、自身が開発の一端を担当したロッドであれ、スタンスは常に同じ。
“作り手の自己満足ではなく、実際のユーザーが真に納得、満足出来るものを”ですね
そんなこんなで、今回の様な新しいパーツの供給は創作意欲が刺激されますね。
現在製作中の次のロッドもどんな仕上がりになるか、自分自身でも既にかなり楽しみです
それでは本日も良い一日にしていきましょう
