皆さまおはようございます
今朝は西日本エリアは猛烈な寒波と雪で大変な状況ですね…。
くれぐれも事故や怪我のなきようにせねば…です
さて、しばらくの間ブログの更新を休止していた期間ではありましたが、この期間も自分のカスタムロッド製作、つまりロッドビルディングをめちゃくちゃ楽しんでおりました。
勿論、市販のロッドは完成度も製品の品質面のバラ付きも無く、何より強度面含めてとにかく使っていて安心
特に愛用しているエバーグリーンインターナショナルさんのインスピラーレシリーズやセルペンティシリーズ等はロッドビルダー目線でも憧れるクオリティ…。
“このパーツめっちゃカッコいい…!”
“このブランクスは市販で中々買えん…!”
そんな羨ましさも内心ありつつ、自分自身でゼロから目的の釣りに合わせてロッドを仕立てていくことには何物にも代え難い楽しみや、釣れた時の感動があることもまた事実
(それに、自分自身で作るからこそ市販のロッドやテスト中のロッドの良し悪しも良く判りますしね。)
そんなロッドビルディングですが、ロッドを作る上で欠かせないビルディングパーツの中でも最もアングラーと接触時間が長いのがリールシート!
中でも富士工業さんのリールシートは誰もが一度は触れたことがあるはず。
長い歴史の中で様々なタイプがリリースされてきたのですが、2023年に発売開始された新たなリールシートがタイトルにあります技徳 FBCS(フラットバックキャスティングシート)、そしてNHSS(ナローハンプスピニングシート)の2アイテムです
更に2024年には技徳リールシートに新たなバリエーションがいくつかリリースされているようです。
(フィッシングショーで要チェックだな…!)
いずれもボディは長繊維カーボンを含む強化樹脂、リールフードはチタンと長繊維カーボン強化樹脂、更にナット部はガラスファイバー製の強化樹脂が採用され、シート自体の剛性と軽さをハイレベルで両立した贅沢な造りのリールシートになっています。
ベイトのFBCSは「フラットバック」の名の通り、トリガー側の下面部が極限まで削り込まれつつ、従来のECSやTCS、ACS等に比して下面にフラットな面積が広く取られています。
また、サイドウォール部もACSの様に余計な凸凹が無く、絞り込み方も適度でねじれ方向のグラつきも心配無し
更に、コンパクト且つ絶妙な角度で立ち上がっているトリガー部と相まってリールシート単体で持った時以上にリールをセットした時にリールをより軽く、掌の緊張感を緩めた状態で包み込むようにホールド出来ます。
ほんと、一度でも実物を触っていただくと良く分かりますが、精度の高さとフィッティングの良さ含め、違いは歴然です…
そしてこのリールシート、今年からインスピラーレシリーズの一部にも採用されつつありますね…
自分も過去に何本かこのリールシートを使用してロッドビルドしましたが、軽さと反響感度は従来のリールシート以上で感動しますよ…マジで…。
因みに、こちらのリールシートを考案されたのはG-nius project代表であり、富士工業のプロスタッフとしても活躍されている青木プロ。
実は自分も擬似餌屋さんの事務所に随分前にお伺いした際から開発途上のシートを以前から見せていただいておりまして、
このリールシートで自分もロッドを作りたい…!!
とワクワクしていたリールシートだったんですよ
欠点があるとすれば、シンプルに価格はちょっと高い、というところくらい笑
ただ、既存でもグロスブラック等に塗装を依頼したリールシートを購入するとなるもそれなりの価格になりますし、他メーカーのカスタム系のカーボンミックス系のリールシート等も色々あります…が、やはり安定した品質、且つ定期供給がなされるFUJIさんのシートは信頼性が高いですからね。
また、スピニングのNHSSの方も基本的な特性は同じですが、組み方によってかなり性格が変わる、ある意味で作り甲斐のあるリールシート笑
リールシートの存在感が大きいのでデザイン上の制約は出てきますが、使い方次第で中々カッコよく仕上がる面白いやつですよ
そんなこんなで長文となってしまいましたが、いずれも既に実店舗、通販でも購入出来るので、ビルダーさんは勿論、今後このリールシートが純正採用されたロッドが増えてくる今だからこそ、要チェックなアイテムです
一度触ってみて欲しいですね〜
それでは本日も良い一日になりますように