皆さまおはようございます
今朝は雲一つない快晴。
朝から気持ちが良いですね
さて、ブログのアクセス情報を眺めていると、随分過去の記事なのに定期的にアクセスが有る記事がいくつもあります。
中でも、今年度リリース予定のインスピラーレ ディアウルフワイルド7の情報がアップされた頃からアクセスが伸びている記事が以下。
一見しただけだと、太く、ゴツい様に見られがちなリールシート。
恐らく、一般的な目線では上のECSリールシートの方が何かと無難な印象を受けると思いますし、シリーズラインナップとして単に生産効率やセールス的な事だけを考えるならその選択を取るメーカーも多々あることと思います。
でも自分としては、このTCSリールシートを採用するロッドがもっと増えて然るべきだと最近改めて思います。
(写真はイマカツ RRRバトルクライ紹介ページより拝借)
ビッグベイトをはじめ、キャスト時に手元への負担が大きいルアーをフルキャストする時、掌には大きなストレスが掛かります。
いくらロッドのブランクスが進化し、捻れ方向のブレを抑え込んだとしても一番肝心な手元が緩んでしまっては本末転倒。
特に7フィートを超える様なレングスのロッドでは手元の少しのねじれがティップ側で相当な影響を及ぼします。
これにより、ロッド、リール全体をホールドする際はより軽く緩めた状態でキープ出来る事にも繋がります。ペンシルベイトやフロッグ等、連続的な動作ほどその差がハッキリ実感出来ると思います。
(特にキャスティングの最中で掌に力が入っていては軌道修正や距離感のコントロールもままなりませんよね…。)
そしていざフッキングやファイト時に負荷が掛かってもう一段階握り込んでもタックル全体が掌に隙間無く、ビタッと密着して暴れないのが本当に素晴らしいポイント。
手元のバタつきを抑える事はフッキング性能の向上やファイト時のバレ軽減にも繋がりますからね
(特にリールのギアボックスがオフセットされ、高さが低くなってきた昨今のリールなら尚更。)
前述の通り、見た目がゴツく見えるので敬遠される方もおられると思いますが、実際のフィールドでデカい魚を何度も掛けている方、現場で釣り込んでいるアングラーにはその理由、メリットが分かるんじゃないかなと。
何でもかんでも、とにかく小さく握り込めるのが良い…とは限らないんです
(因みにもう一回りタイトなグリッピングにはなりますが、これに近いフィーリングを出せるのがECSシートの17サイズに太めのカーボンパイプやグリップ内ブランクスを巻き足したタイプだと思います。その他、PTS系統はそもそも発想が違うので…)
この辺り、実戦経験を通じて用途に応じた最適解を導き出された三原プロは流石だなぁと思います。
実は最近他社でもビッグベイト系、ヘビーな巻物、連続的、かつ高負荷な操作系の釣りに使われるロッドに少しずつ採用されているTCS リールシート。
実は最近他社でもビッグベイト系、ヘビーな巻物、連続的、かつ高負荷な操作系の釣りに使われるロッドに少しずつ採用されているTCS リールシート。
用途やシチュエーションにより、明らかに良さを実感出来ると思いますよ
(勿論、シャッドや軽量級の巻物、繊細さや手首の可動域、キャスティングの自由度を求める撃ち系のロッド、汎用性を求めるならECSも悪く無い選択肢です)
個人的にはロッドの性格的にも仕様変更無く、TCSリールシートが採用されていることを切に願います…笑
さて、それでは本日も良い一日でありますように
(以下、おまけ)
フェイズシリーズの初期ラインナップはTCS系統のリファインが施されたリールシートですよね