2月24日にAiiA Theater Tokyoで行われた「風男塾special program お願いトムテ~聖なる夜の贈りもの~」
ニコ生配信で鑑賞しました。

 

 

これは、3月に大阪・東京で行われた「花より風男子」の続編となっており、私立風男子学院を卒業した6人のその後を描いた、演劇と歌唱のステージとなっています。

 

「続編」とはありますが、それぞれ、単体で見ても楽しめる内容になっていました。

 

ストーリーは、クリスマスを機に再会する4人。
それぞれ、社会人となり忙しい日々を送るが、それぞれ事情があるようで...。


真咲の部屋に健水以外の5人が集まり、クリスマスパーティーが始まるが中々、健水が現れず...というものでした。

 

 

いきなり、1曲目「いい男」でスタート。


クリスマスがテーマですので、「お願いトムテ」や「キャラメルポップコーン」といった可愛い曲中心と思いきや、この初期の男くさい曲で始まります。

 

光黄=瀬斗財閥の御曹司→派手な女性関係で勘当され、今はユーチューバー


健水=愛刃造船の御曹司→今は会社員


怜生=日本一の茶道家元の跡取り


来音=逆玉で、東京ドーム数十個分の田んぼを持つ家の女性と結婚、米農家を継いでいる


宙=一流商社の御曹司


真咲=IT企業に勤める一般的なサラリーマン

 

3月は貧しい家庭の真咲くんが、「F5」と呼ばれる5人に引け目をとってましたが、対等な関係になっていました。


また、来音くんが学級委員長として、ステージを進行してましたが、今回は特にそのような役回しは無し。


3月では真咲くんが中心になって芝居が動く筋立てで、今回もそれは変わらないのですが、前回はほとんど目立たなかった光黄くん、宙くんといったメンバーにも見せ場があって、全員均等に近く出番がある印象でした。

 

 

続くライブパートは、
2.男坂
3.人生わはは!
5.勝つんだ!

 

 

初期のはなわさんナンバー連打!!最高です!テンションあがりますね~!

 

 

「健水くんが来ない。」実は交通事故で亡くなってしまったんじゃないか?真咲くんのそんな言葉から、トムテに願いをかけることになります。


5人の願いが通じ、健水くんはパーティーに参加します。


すっかり、亡くなったとばかり思っていた5人は、健水くんによそよそしく対応します。

 

5.友だちと呼べる君へ
6.君のものがたり
7.雪の夜
8.風にのって

 

この辺の選曲も、実に嬉しい!


ニコ生のコメントでは「狂くんを思い出す」、「後ろのクリスマスツリーが狂くん」など、狂平くんを思い出すファンも多くいたようです。


やはり、こういう切ない、ほっこりした優しいストーリー、セトリだと狂平くんをイメージさせるんでしょうね。

 

前半は、実はいるのに誰にも気づかれない。というややこしい役回りだった健水くん。


その演技も実に、絶妙で素晴らしかったのですが、本格的に芝居に参加した後半での存在感は、やはり抜群でした。


おそらく、アドリブかと思われる場面が多く、さすがの一言です。

 

そして、芝居が本業のレオくん、真咲くんの2人の演技がとにかく素晴らしい!


レオくんは、とにかく発声が素晴らしく、一番、声が出ていました。


3月の時も思いましたが、いい子キャラ揃いの中で、いけ好かないキャラを演じてそれが実に合っており、ますます存在感が増した感じがします。

 

また、真咲くんは主役として、大活躍!


アドリブも最高で、本当に頭の回転が速く、演技に磨きがかかった印象です。

 

 

9.雨時々晴れのち虹
10.下を向いて歩こう

 

歌唱ではダブプリ兄さんと、宙くんのスリートップが抜群の安定感でした。


特に宙くんはメインボーカルはもちろんハモリも担当し、もはやエースといった印象です。


雪の夜で、なかなかのヤラカシをしてしまいましたが笑 落ち込む素振りも見せません。


そして、この日はダンスも元気一杯で、歌だけじゃない宙くんが見れました。


特に男坂や勝つんだ!でのフリは、いつもの宙くんからは想像できないような激しさ!


どんどん成長していって、強くなっていく宙くんは見ていて本当に元気になります。

 

 

11.お願いトムテ

 

物語は健水くんがパーティーの途中で帰ります。


ただ、単に翌日の朝が早いだけなのですが、永遠の別れと勘違いした5人はそれぞれ、健水くんに声を掛けます。

 

 

光黄「健水!(俺ではなく)お前が本当のリーダーだと思ってた。これからも、みんなを見守ってくれ」

 

来音「健水くんは、僕の憧れでした。また...一緒に踊りましょうね」

 

卒業する2人からは、こんな言葉が掛けられました。

 

これって、台本とは思えない言葉で、ジーンときました。

 

風男塾を健水くんに託し、旅立つ光黄くん。現役最古参メンバーとしてユニットを引っ張ってきましたが、心の中では健水くんに引っ張ってもらっていたところもあったのでしょうか。

 

日比谷野音の風歌番付で「ファイティングマン」を健水くんとともに歌い踊り、号泣していた来音くん。もう、その時には卒業の意思が固まっていたのかもしれません。

 

最高のセトリ、最高の演技で、最高のライブを見せてくれた風男塾。


歌やダンスだけでなく、演技でも才能豊かなメンバーがいて、更なる可能性を感じさせてくれました!!