どうも。ロードマッピング講師の矢野泰子です。
さて。
最近、おもしろいなぁと思った話をひとつ紹介します。
先日、上司に連れられ、取引先の方との会食でのこと。
来られた方はどえりゃー(名古屋弁でものすごく)偉い方ですが、
気さくな方とは聞いていました。
いやいや、いくら気さくとは言え、
65歳で仕事もバリバリ現役の、
どえりゃー偉い方と何を話したらいいものかとドキドキ。
ー以下、偉い方なのでEさんと呼びます。
そんなドキドキをよそに、会が始まってしまえば、
お酒も入り(出席者全員けっこう飲みます)ざっくばらん。
ためになることもたくさん聞きましたが、
会話の内容は多岐にわたり、
奥様のことなども気軽に話してくださいました。
実は奥様もバリバリ働いていらっしゃる方。
まだお子さんが小さい時に、奥様の方が単身赴任をしていたことも。
そんな時はEさんが家事全般こなしていたとのこと。(当然ご自身も激務)
年齢的に時代背景からして、
こんなにお互い自立しているご夫婦って珍しいなー。
なんて思っていたら、
夫婦はやっぱり見つめあってちゃダメなんだよ~。
それぞれが前をみて、お互いの息遣いを感じてるくらいがうまくいく秘訣だね。
と、おっしゃいました。
おぉー。
Eさんから飛び出した名言に、私は深く頷き納得。
確かに、お互いを見つめあっていたら、
見なくていいところをみてしまったり、
期待をしてしまったり、
見つめあっていたつもりが、いつの間にか監視になっていたりしますよね。
そうしてだんだん、歯車が合わなくなって、
うまくいかなくなったりするよな。。。と。
さらに、絶妙な言い回しが息遣い。
それぞれがただ前だけをみて突き進んで、
お互いのことをほったらかしにしてしまっては、
一緒にいる意味ないですものね。
普段はそれぞれ別の道を歩いていても、
息遣いを感じるほどの距離感だから、
何かあればすぐ駆けつけられる!
きゃー理想的〜!
素敵ですねー!
なんて目をキラキラさせていました。
すると、なんと私の上司がぶっこんできました。
えーそうですか?
いや~うちは見つめあってるのにうまくいってるんですよねー。
と、デレデレしながら言い放ちました。(52歳)
取引先のどえりゃー偉い方の話しを真っ向から否定する上司っていかがなものか。
ということは置いといて。。。
これ、全く正反対のことを言っているのですが、
あなたはどう思いますか?
お二人とも夫婦仲は良い。(実際見たわけではないですが)
真逆のことを言っているけど、
何十年と長い間、それぞれうまくいっているという訳です。
ということはつまり。。。
結局どちらも正しいってことですよね!
本屋に行けば、こうしたらうまくいく!みたいな本もたくさんあるし、
ネットにも、そういう情報って、たっくさんあります。
それで自分と違うことを目にして、
落ち込んだり、反省したり、変えてみようとしたり。。。
で、やっぱりうまくいかなくて。。。みたいなね。
でも結局は、自分には何が合っているのか。
自分はどうしたいのか。
これをみつけることが一番重要なんですよね。
だってみんな違うから。
1人の時間がほしい人もいれば、いらない人もいるし、
アドバイスがほしい人もいれば、ただ見守ってほしい人もいる。
情報は、参考にしても鵜呑みにはせず、
どうしたいのかを自分に問いかけていくことが大切です。
私の前にいるお2人はさすが、
自分のことをよくわかっていて、
仕事もプライベートも充実していらっしゃるのね。。。
そんなことを思いながら、バツイチ四十路の夜は更けていくのでした。。。
ではでは。