内科系の診療所は医院数が最も多く、その分近くに多くの競合医院があると言えます。
よって、『他の医院との差別化』が重要になります。
まず、標榜科目で言えば、一般内科だけではなく、「呼吸器内科」「循環器内科」「消化器内科」さらには「糖尿病内科」「腫瘍内科」「女性内科」等に細分化し専門性を持たせることが大事です。
地方都市(特に医療過疎地域)においては、まだ広く浅く診療する必要がありますが、一方都市部では、いかに深く患者さんのニーズに答えられるかが集患のポイントになります。
専門性のある診療所に一度火が付けば、SNS等で爆発的に評判が広がる可能性が大です。
次に立地ですが、住宅地・オフィス街・商業地などターゲットとする患者層により変わってきます。
ファミリー層を狙うのなら、患者さんが徒歩や自転車で通院可能な住宅地が候補となりますが、内視鏡等の検査を中心に考えるのならオフィス街や商業地が候補になります。又、診療圏の広い診察を行うのであれば駅の近くが必須です。
患者数は、秋から春にかけての時期が最多となりますので、スタートダッシュを成功させる為には、開業時期の見極めも重要です。