第8回 国道46号旧道 仙岩峠 笹森橋 | RoadJapan 日本の道路、昭和の旧道を巡る旅

第8回 国道46号旧道 仙岩峠 笹森橋

国道46号 廃道 旧道 仙岩峠 笹森橋
橋の親柱のひとつは、
倒木にぐにゃりと押し曲げられた欄干の脇にありました。

橋の名は?

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笹森橋、でした。

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反対側の親柱は、落石注意の標識ごと、埋もれています。

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路肩に溜まった土砂を糧に、
雑草どころか、樹木まで芽生えていました。

わずかな時間、太陽の光を受けて雨に濡れた葉を輝かせていました。

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ときどき、遥か向こうまで見渡せるまでに天候が回復してくれました。
だからこそ、前に進めました。

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北東北、岩手県と秋田県の県境近くゆえの豪雪地帯です。
橋の上には、毎年数メートルの雪が積もり、いつか鋼鉄の欄干でさえ壊してしまいます。

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せっかく育った樹木も、
雪が積もる季節まで、1年に満たない命なのかもしれません。

国道46号 廃道 旧道 仙岩峠 笹森橋
両翼の欄干をもがれても、色あせた赤い桁橋だけは、残り続けるでしょう。