第20回 国道230号旧道 太平洋から始まる旧道 | RoadJapan 日本の道路、昭和の旧道を巡る旅

第20回 国道230号旧道 太平洋から始まる旧道

RoadJapan 日本の道路、昭和の旧道を巡る旅-国道230号旧道 洞爺湖
再スタート地点は、札幌から、中山峠を越え、
洞爺湖岸を抜けて最後にたどり着く国道230号線の終点から。

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交差点正面からも太平洋の姿が見える
印象的な国道終点です。

国道230号は、この場所から札幌までを結ぶ
「洞爺国道」と名づけられた幹線国道です。


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Googleマップで調べると、函館方面、長万部まで
・道央自動車道では198km
・国道230号では154km
・国道5号では177km(雷電国道229号経由で161km)
距離的には最短であります。


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2000年の火山噴火が無ければ、今もこの道は「国道230号」であり続けたはずです。

現国道は、旧道から離れた場所の長大なトンネル道路となりました。
噴火の影響を一切受けないように…。

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では、終点から旧道を遡ってみましょう。
鉄道との立体交差、緩やかな勾配。

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町道にしては立派過ぎる、現役から引退した国道は
この地点では、静かな余生を送っております。

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元、コンビニであったことがはっきり判る建物。
行き交う車を失い、今はデイセンターになりました。

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路線バス。マイクロバスです。
幹線道路であった当時は、きっと大型の車両であったのでしょう。

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まっすぐ進めば、道央自動車道と交差します。

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火山噴火時は一時通行止めとなった高速道路ですが、被害を免れ当時の道路が今も現役です。

しかしここにあったインターチェンジは、「廃」です。
時々、過去の地図を頼りに高速に乗ろうとした車が訪れては、引き返していきました。

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そして、旧道はこの地点から豹変していきます。
では、再び、大崩壊の旧道へと踏み入れます。