日本ではまだ暗号資産ETFが取引できない…と思っていましたが、それは現物ETFだけの話みたいですね。
IG証券では暗号資産ETFの「CFD」取引の提供を開始したとのことで、日本ユーザーも海外の暗号資産ETFで資産運用できるようになりました。
しかもCFDの場合は先物取引となるので、申告分離課税の対象となるんだとか…
Xでは「日本の税制が変わる前に、ビットコインとイーサリアムで税率20%が実現された!」という声もあがっています。
ホントに…!?
そもそもCFDってなにかっていうと、
現物を保有することなく、取引開始時と終了時の価格差で損益が発生し、差額のみを決済するという金融商品のことです。
つまり、売った・買ったという約束のみで成り立つ注文の仕方であり、2024年アメリカで承認されたビットコイン現物ETFとは仕組みが異なります。
少ない資金で大きく掛けるレバレッジ取引も可能で、
効率良く稼ぐことのできる投資方法の一つです。
現物取引の場合は現行ルール通り総合課税となるため、
最大で55%もの高い税率が適用されます。
しかしIG証券が提供するETFではCFD=先物取引となり、
所得に関わらず一律約20%の申告分離課税が適用されるわけです。
現物か先物かという違いだけで、
こんなにも税率が違うのですね。
将来的な資産として保有することが目的ではなく、
売買差益で稼ぎたいという場合は暗号資産ETFのCFD取引がお得かもしれません。
Xでは「一足お先に税率20%にできる♪」と喜んでいる声もありますが、俺はちょっと別物として考えるべきかもな…というのが正直なところですね。